川田裕美さん「人よりできない自分はかっこつけても仕方ない」

DTDX×OTEKOMACHI

 局アナ出身で、テレビの情報番組、バラエティー番組などに引っ張りだこのフリーアナウンサー・川田裕美さん。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、31日22時から放送予定)では、苦手なスキップ姿を披露しています。収録終了後の川田さんに、仕事への心構えなどについて聞きました。

 ――「ダウンタウンDX」には何度も出演されているので、もう緊張することもないのでは?

  とんでもないです! 収録前は、緊張し過ぎて生きた心地がしないです。収録を終えた今も、番組の空気を壊さなかったか、すごく心配ですね。それに、「ダウンタウンDX」は、古巣の読売テレビ(大阪)が制作している番組なので、出演させていただいてすごくうれしい反面、特に緊張します。局アナ時代にお世話になった先輩方がスタジオにズラッといらっしゃるので。

 ――読売テレビを退社し、フリーになって2年余り。現在、テレビ、ラジオを合わせてレギュラー番組を9本持つほか、今日のようなゲスト出演も多いですね。多忙な生活には慣れましたか?

  いろんなジャンルのお仕事をさせていただき、ありがたいです。フリーになって「もう慣れた」とはまだ言えないけれど、地元の大阪と東京を行き来しながら仕事をしているので、あまりホームシックにならずに済んでいます。

 ――普段どんな気持ちで仕事に臨んでいますか?

  私は、家族が喜んでくれる仕事、家族が反対しないお仕事は全部やりたいと思っています。そして、いただいたお仕事は一つ一つ一生懸命、誠心誠意やるという気持ちは、局アナの時から変わっていません。番組の中で、自分自身の弱い部分、恥ずかしい部分を見せることもあるけれど、両親が結構楽しんで見てくれているから、「じゃあ、それで良かったんだな」と思えるんです。

 ――今回の「ダウンタウンDX」でも、運動音痴でスキップができないことをいじられていましたね(笑)。女子アナといえば、才色兼備のイメージがありますが、川田さんはご自身の弱い部分、恥ずかしい部分を見せることをいとわない。そこが人気の理由なのでは?

  読売テレビに入社した時からそうなのですが、私には人よりできないことが多いし、スタイリッシュに構えることができない。「自分はかっこつけても仕方ない」という気持ちをずっと持ち続けています。そんなふうに思えるのは、ダメなところもネタにして生かす大阪の風土の中で育ててもらったせいかもしれません。

 ――読売テレビには丸9年いたそうですね。フリーになってからも役立っていることはありますか?

  アナウンスの仕事は「伝統芸」だと言われることがあるんです。会社には、先輩たちが代々受け継いできた、きれいな日本語を話すための「教え」があって、それを学ぶことができたのは大きいと思います。社会人としてのマナーや礼儀も教えていただきました。もしそれがなかったら、「みんなが笑ってくれるんだったら何でもあり」みたいに勘違いしていたかもしれません。

――お休みの日は、何をして過ごしていますか? 運動音痴だったら、スポーツはあまりしない?

  それがやるんです(笑)。スポーツジムにも行きますし、体を動かすのは好きなんですよ。それと上手にできるかは別の話で(笑)。今度、山梨に山登りに行こうと思っています。あとは、カラオケに行って友達と踊りながら歌ったりすることも大好きです。

 ――スイーツ好きで知られています。最近お気に入りのスイーツはありますか?

 やっぱり大福が好きですね。東京に来て初めて、豆大福がおいしいと思いました。関西だと、豆大福よりもイチゴ大福の方がおいしいお店が多い気がします。

 ――最近、関心を持っていることはありますか?

  一眼レフのカメラを手に入れまして。実は今、「インスタ映え」という言葉が気になっているんです。私もインスタグラムをやっているんですが、インスタ映えする写真を撮っているインスタグラマーさんたちは、スマホだけでなく、カメラを何種類か使い分けて撮影しているという話を聞いたんです。だから私も、どこへ行くにも一眼レフを持ち歩いて、そこら辺の電柱や道ばたの石とかも撮っています。一眼レフだと、何を撮ってもかっこよく写るような気がするんですよ(笑)。

 ――「こんな仕事をしてみたい」という願望はありますか?

  私の地元は大阪の泉大津市というところで、今、市のPR大使をさせていただいています。東京に出てきてから、あらためて故郷の良さを実感するようになったけれど、東京では泉大津の知名度はそれほど高くありません。10月には勇壮な「だんじりまつり」も開かれますし、ぜひ泉大津をPRすることで地元に貢献をしたいと思っています。

 ――「だんじり」と言えば、大阪・岸和田市の「岸和田だんじり祭」が有名ですが、泉大津の「だんじり」の特徴は?

 泉大津は、だんじり(山車)とだんじりをぶつけ合う「かちあい」が名物なんです。物心ついた頃からずっと見てきたので、今でも祭りばやしを聞くだけで血が躍るし、勇壮なだんじりが駆け抜ける姿には本当にワクワクします。「この街に生まれてよかった」と思える瞬間ですね。

 ――5年後の自身の姿を、どんなふうに思い描いていますか?

  もうずっと前から「5年後には結婚を……」と考えているんですが、毎年、その予定が後ろ倒しになっていまして(笑)。「もしかしたら、このまま結婚せずに仕事を続けているのかな」という気もしますが、うちの家族は仲がいいので、新しい家庭を築くことへの憧れもあります。だから、今のところはまた「5年後には……」と言っておくことにします(笑)。

川田裕美(かわた・ひろみ)

1983年生まれ、大阪府泉大津市出身。2006年、読売テレビに入社し、アナウンサーとして活躍。15年3月末で同社を退社し、フリーに。現在は、「バナナ♪ゼロミュージック」(NHK総合)、「1周回って知らない話」(日本テレビ)、「この差って何ですか?」(TBS)、「ピーチCAFÉ」(読売テレビ)、「FIELD OF DREAMS」(TOKYO FM)などに出演中。