離婚騒動が人生を変えるきっかけに ブラッド・ピット

セレブ☆スタイル

5月、東京で最新作「ウォー・マシーン:戦争は話術だ!」の記者会見に出席したブラッド・ピット(AP)

 ハリウッドを代表する大物スターのブラッド・ピット。先月、最新作「ウォー・マシーン:戦争は話術だ!」のプロモーションのために約2年半ぶりに来日しました。

滑稽な役作りで戦争の愚かさを描く

 この映画は、Netflixのオリジナル配信で、アメリカ陸軍を舞台に将軍の栄光と衰退を描きながら、現代の戦争の愚かさや裏側を描きます。ブラッドが代表を務める映画製作会社「プランBエンターテインメント」が製作し、ブラッドはプロデューサー兼主人公マクマホン将軍を演じています。

 ここ数年は、イケメンな好人物を演じることが多かったブラッドですが、マクマホン将軍は顔の表情、せりふ、しぐさも滑稽な「イタイ」人物。ジャパンプレミアでキャラクターについて質問された際、「できるなら彼を見たくない。鼻に何か入れているみたいだし」と自らの顔にツッコミを入れたほど。しかし、前日の記者会見では「将軍の愚かさを見せるために、滑稽さを見せたいと思った。映画の始まりは将軍個人の話だが、だんだんと戦争とは、勝利とは、などの疑問を投げかけていく内容になっている」と、実は社会派な作品であることを明かしていました。

「飲み過ぎていた」過去を反省

2015年11月、新婚旅行も兼ねて夫婦共演したアンジー監督作「白い帽子の女」のプレミアに出席したブラッドとアンジー(ロイター)

 これまでブラッドが来日する際は、2014年に結婚したアンジェリーナ・ジョリーと6人の子供たちを連れての大移動が定番でした。しかし、昨年9月にアンジーが離婚を申請したため、今回は家族の姿はありません。

 離婚騒動の原因は、当初、酔ったブラッドが子供に激高したからだといわれ、ブラッドは児童虐待の疑いで児童福祉局の取り調べを受ける事態になってしまいました。 

 後日、その疑いは晴れましたが、先月、米誌「GQスタイル」のインタビューに「大学を出てから、アルコールやマリフアナをやらない日があったか覚えていない」「家族を持ったとき、酒以外は全てやめたんだ。だけど、去年は飲み過ぎていた」と告白。

 今は、アルコールをクランベリージュースと炭酸水に替え、セラピーも受けて、ファミリーファーストな良い父親になるよう努力して、子供たちと会っているそうです。

 そのおかげなのか、離婚騒動後はすっきり痩せたと話題に! 関係者も「ヘルシーで以前よりハッピーに過ごしている。ほぼ毎日ワークアウトしている」と米誌「ピープル」にコメントしており、離婚は人生を変えるきっかけとなったといえそうです。

「自分を俳優とは思っていない」

 ただし、ブラッドは離婚という経験を演技に生かすつもりはないと話しています。「自分のことをもう俳優とは思っていないんだ。つらい思いを理解する方法として、自分にとって映画はチープな道だと思っている」と「GQスタイル」に打ち明けています。

 その言葉を裏付けるように、最近はプランBエンターテインメントで、プロデューサーとして映画製作に力を入れているブラッド。この会社は今年、アカデミー賞作品賞に輝いた「ムーンライト」をはじめ、「ディパーデッド」(06年)、「それでも夜は明ける」(13年)と、すでにアカデミー賞作品賞受賞作を3作品も世に送り出しています。

 映画製作でも才能を発揮しているブラッド、今後は俳優としてだけでなく、名プロデューサー、そして父親としてハリウッドをリードする存在となっていくに違いありません。

【Profile】Brad Pitt(ブラッド・ピット)1963年12月18日、アメリカ・オクラホマ州生まれ。91年の映画「テルマ&ルイーズ」で注目されて以来、数多くの作品に出演しているハリウッドを代表する大スター。今年、アカデミー賞作品賞を受賞した「ムーンライト」の製作会社「プランBエンターテインメント」の代表を務める。最新作は、ストリーミングサービス「ネットフリックス」配信の「ウォー・マシーン:戦争は話術だ!」。長く事実婚状態だったアンジェリーナ・ジョリーと2014年に結婚するも、16年9月にアンジーが離婚を申請した。

2011年12月、アンジーの監督デビュー作「最愛の大地」の上映会に出席しアンジーをサポート(ロイター)
太田万紀子(おおた・まきこ)
海外セレブゴシップライター&エディター。
海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。アンジェリーナ・ジョリー、ビクトリア・ベッカムの子供たちをはじめ、続々デビューする2世セレブのウォッチングに加えて、ジェニファー・ロペス、グウィネス・パルトロウなど、本業の他に子育て、恋愛、サイド ビジネスに大活躍のアラフォーセレブの動向に注目しています。
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