フェミニストなヒロイン エマ・ワトソン

セレブ☆スタイル

3月2日、米ロサンゼルスで開かれた実写版映画「美女と野獣」プレミアでポーズを取るエマ・ワトソン(ロイター)

 「ハリー・ポッター」シリーズのハーマイオニー役で世界的な人気者になったエマ・ワトソン。今月、日本で公開される実写版映画「美女と野獣」でヒロインのベルを演じています。

公開後すぐに全米で大ヒット!

 世界中の人々から愛されているディズニーアニメの名作「美女と野獣」。その実写版でエマ・ワトソンは、聡明で進歩的な考えを持ち、周囲から風変わりだと思われても自分が信じるものを貫く、美しい村娘ベルを演じています。

 エマ自身、ベルは大好きなプリンセスのひとりで、「子供の頃、そして成長する上でベルから大きな影響を受けた」と語っています。

 実写版を作るにあたっては、「この世界中に知られていて、愛されているストーリーにはまだまだ広げられる可能性があると私たちは思ったの。最新作では、ストーリーをさらに広げて、深みを与え、細部を深掘りした」というエマ。

 例えば、アニメ版では“本好き”という以外に詳しく描写されていないベルのキャラクターや、例えば暇な時に彼女は何をしているのか、などのバックストーリーを考えたそうです。そして出来上がったのは、アニメ版の父親同様に彼女も“発明家”という、新しいベル像でした。大好きなベルに「勤勉で、とても創意工夫に満ちた要素を加えたかった」と語っています。

 この映画でエマは歌やダンスに挑戦していますが、当初、エマは類まれなる音痴のソプラノ歌手として知られるフローレンス・フォスター・ジェンキンスのように、自分の歌はヒドいと思っていたそう。なので映画の撮影に臨む前に、3か月の歌の特訓を受けたと告白しています。映画で自分の歌を聞いた時、特訓の成果が反映されていてうれし泣きしてしまったとエマは語っています。

 3月17日に全米公開された実写版「美女と野獣」は大ヒットを記録。4月21日の日本公開に期待が高まっています。

セクシーショットで論議が勃発

UNウィメンの親善大使として、ジェンダーの平等を目指すキャンペーン「HeForShe」を推進しているエマは昨年、国連総会でスピーチしました(ロイター)

 ここ数年、女優業のほかに、フェミニズムに関する活動を積極的に行っていることでも知られるエマ。2014年には、国連の女性分野の専門機関・UNウィメンが行うジェンダー平等のためのキャンペーン「HeForShe」を開始しました。

 映画「美女と野獣」のプロモーションのため、エマはテレビ出演やさまざまな雑誌に取り上げられたのですが、米誌「ヴァニティ・フェア」に掲載された写真が物議を醸しました。エマがノーブラで、「バーバリー」のケープだけを羽織っているというもので、バストの一部が見えていたのです。

 すると、「フェミニストを名乗っているのに、体を見せ物にするのはおかしい」「偽善者」「悪いフェミニスト」などの批判がツイッターに投稿されたのです。

 これに対し、「フェミニズムとは、女性が自分の体をどう表現するかは、本人が決める自由ということ」などという反論が投稿され、ツイッター上で大論争に発展。

 エマ本人もこの批判に対して、「フェミニズムについて大きな誤解があるわ。フェミニズムとは女性に選択肢を与えること。自由であり、解放であり、平等よ。私の胸とどう関係があるのか理解できない」と反論しました。

プライバシーを守るために

2014年、ロンドン郊外のウィンザー城で開催されたウィリアム王子主催のディナーパーティーに出席(ロイター)

 スターともなると、プライバシーをどう維持するかは悩みの種でしょう。「ヴァニティ・フェア」のインタビューに、最近ファンとの写真撮影を断っているのだとエマは話しています。

 「もし、誰かが私の写真を撮ってネットにアップしたとすると、2秒もたずに、私の居る場所が10メートル以内の正確さで特定されてしまうのよ。私が何を着ていて、誰と一緒かということもね。そんな追跡データは渡せないわ」と説明。自身のプライバシーを守るための選択であることを明かしています。けれど、ファンとの写真は断っても、サインを書いたり、ファンの質問に答えたりすることもあるそうです。

 また、米シリコンバレーのIT起業家ウィリアム・マック・ナイトさんとの交際がウワサされていますが、自身の恋愛ネタを映画のプロモーションなどの話題作りに“利用”されたくないため、恋人に関してもメディアに「語らない」というスタンスを取っています。

 仕事とプライベートをスパッと切り離すタイプのエマ。今後の更なる活躍を期待しましょう。

2015年、米誌「タイム」が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」の1人に選ばれました(ロイター)

【Profile】Emma Watson(エマ・ワトソン) 1990年4月15日、フランス・パリ生まれ。10歳のとき、映画「ハリー・ポッターと賢者の石」で映画デビュー。シリーズ全8作でハーマイオニー役を演じました。その他、映画「ブリングリング」「ウォールフラワー」などに出演。4月21日公開の実写版映画「美女と野獣」では主人公ベルを演じています。国連の女性分野の専門機関・UNウィメンの親善大使としても活躍。

太田万紀子(おおた・まきこ)
海外セレブゴシップライター&エディター。
海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。アンジェリーナ・ジョリー、ビクトリア・ベッカムの子供たちをはじめ、続々デビューする2世セレブのウォッチングに加えて、ジェニファー・ロペス、グウィネス・パルトロウなど、本業の他に子育て、恋愛、サイド ビジネスに大活躍のアラフォーセレブの動向に注目しています。
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