光浦靖子さんが語る羊毛フェルトの魅力

 お笑いコンビ「オアシズ」の光浦靖子さんは、手芸好きとしても知られています。4月15日には3冊目の手芸本「靖子の夢」を出版予定で、CS放送チャンネル「アクトオンTV」で、「光浦靖子のはじめての羊毛フェルト」の放映も始まりました。番組の収録現場を訪ね、光浦さんに手芸の魅力を聞きました。

針刺すだけでリラックス

  収録現場は、東京都練馬区の民家を改装したカフェ。後輩のお笑いタレント2人に光浦さんが羊毛フェルトのキットを使って、パンダのブローチの作り方を教えていました。羊毛フェルトは、細長い専用の針で羊毛を刺して、毛を絡めて形を作る手芸のこと。光浦さんは、自作のキットを販売しているほどの達人で、個展も開いています。

  羊毛フェルトの魅力を聞くと、「針でちくちくと刺して足し算をしていくだけで、形ができるのが私は楽しいんだな。意外とやり直しもきくしね。ひたすら刺す、刺す、刺していると落ち着いて、リラックスする」。型紙通りに作らないと完成しない洋服などと違い、少しぐらい間違えてもやり直しができ、初心者や不器用な人でも挑戦しやすいと薦めます。

  十数年前にふらりと立ち寄った手芸店で、キットを見つけ、「あ、楽しそう」と思って買い求めたのが羊毛フェルトを始めたきっかけ。「やってみたら思いのほかうまくできた。キットでは、ワイヤで軸を作るやり方が書いてあったけれど、遠回りだなーと思って。独自のやり方に変えました」。気に入った色の羊毛や手芸パーツを見つけると「がばっと全部まとめ買い」して、家の引き出し七つに収納。そこから作りたい時に材料を出し、ちくちくと刺すのが趣味だと言います。

贈る相手は架空のターゲット

 番組は、パンダを作る基礎編と、パンダをリボンなどで飾ってかわいいブローチに仕上げる応用編とがある。後輩とおしゃべりしながら、見る間にブローチを作り上げた光浦さん。ブローチを作る時は、「誰か架空のターゲットを決めて、その人の好みを勝手に想像して作るんです。あの人だったらどっちの色が好きだろうって。己の好みだと同じ色しか使わないとか、全部一緒になるし、迷ってキリがなくなる。白黒つける方法論として誰かを想像しながら作っています」。

  この羊毛フェルトを使って、「男子がもらって困るブローチ集」「子供がもらって、そうでもないブローチ集」を出版している光浦さん。4月15日に出版する3作目のテーマは沖縄。「写真や図鑑を見ながら、できるだけ本物に近づけるのが自分の中ではやっているんです。素材が違うから絶対に同じにはならないんだけれど」。ソーキ蕎麦や熱帯魚など、現実と妄想の入り交じった光浦ワールドが展開するようです。

 

◆番組「光浦靖子のはじめての羊毛フェルト」(JCOM701chなど全国のケーブルテレビで配信中)の詳細は、アクトオンTV◆大人の趣味とライフスタイル