米ドラマ初! 主役を演じるインド美人女優 プリヤンカー・チョープラー

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(ロイター)

 アメリカのドラマ「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」で主役を演じ、世界的にブレイクしたプリヤンカー・チョープラー。米ドラマ史上初めて主演に抜擢(ばってき)されたインド人女優としても注目されています。 

Priyanka Chopra(プリヤンカー・チョープラー) 1982年7月18日、インド・ジャムシェドプール生まれ(ロイター)

20世紀最後の「ミス・ワールド」

 褐色の肌と豊かな黒髪、そして華やかな顔立ちが印象的なエキゾチック美人のプリヤンカー・チョープラー。彼女はボリウッドと呼ばれるインド映画界では、すでに50本近い映画に出演しているトップ女優です。そして2015年に米ドラマ「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」に主演し、たちまち世界的な人気を獲得。日本でも7月からドラマの放送が始まり、ファンを増やしています。

 彼女の映画界入りのきっかけは、世界三大ミスコンテストのひとつ「ミス・ワールド」で優勝したこと。両親が軍医だったために、子供の頃、アメリカに住んでいたプリヤンカーは、学校では「ブラウニー」「カレー」とあだ名をつけられるなど、イジメられていたそうです。しかし、その後、インドに戻った彼女は超美人に成長! 16歳のときには彼女に夢中な男子たちが学校から後をつけてきて、なかには隣家のテラスから彼女の部屋のバルコニーにジャンプしてきた人もいたほどだったとプリヤンカーは英紙「ガーディアン」で振り返っています。

 

今年2月に行われたアカデミー賞授賞式ではリーヴ・シュレイバーとともに編集賞のプレゼンターをつとめました(ロイター)

 そのため彼女の父は窓に鉄格子、玄関には巨大な鍵を取り付けるなどして家を文字通り牢獄化させ、プリヤンカーにはタイトな服を着ることを禁止するなど、美しい娘を防衛することに必死に! ところが母親はその逆で、娘の美しさを生かすため、こっそり「ミス・インディア」へ応募していたのです。そして2000年に、プリヤンカーは見事にミス・インディアに選ばれ、ロンドンで行われた「ミス・ワールド」世界大会でも優勝! 20世紀最後の「ミス・ワールド」となりました。それまでは、エンジニアになろうと思っていたという彼女。「ミス・インディアに選ばれたことで、自分は負けるのが嫌いなことがわかったの。1番でいるのが好きで、負け犬になるのはキライ。だから勝ち続けているだけ」と成功の秘訣(ひけつ)を語っています。

出演条件は国籍にしばられない役

今年1月、アメリカの主要な映画賞のひとつ「全米映画俳優組合(SAG)賞」授賞式に登場しました(ロイター)

 「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」は、FBI捜査官の卵たちの研修施設を舞台に、卒業後に起きたテロ事件をめぐるサスペンスドラマ。FBI捜査官が活躍するドラマは数多くありますが、そのトレーニング時代を描いたドラマということもあり、好評を博しています。この作品でスターの仲間入りをしたプリヤンカーですが、「みんなは私がアメリカでブレイクするという大きなプランを持っていたと思っているけど、考えたこともないの。キャリアに関しては計画を立てたこともないのよ。アメリカがチャンスをつれてきたの」と「ガーディアン」に語っています。

最近はレッドカーペットの常連になっているプリヤンカー(ロイター)

 そのドラマ出演のきっかけは14年に出席したパーティーで、ドラマを放送しているテレビ局のキャスティング担当でテレビに多様性を持たせたいと考えている女性副社長と出会ったことだいいます。その際、プリヤンカーの出演条件は、「実績ある俳優、その役に合う俳優としてキャスティングされること」。「私はインド人女性のステレオタイプを演じたくなかった。インド映画で演じているような、自立していて、セクシーで仕事ができて賢い女性の役を演じたかった」語っています。

 実際、彼女が演じるFBI捜査官のアレックス・パリッシュは国籍にとらわれない役柄。「日本人でも、インド人でも、ロシア人でも演じられる。そこが気に入っているのよ」というプリヤンカー。アクションシーンも満載の役を演じるため、体作り、ランニング、そしてアクセントの練習を積んだといいます。「彼女は賢くてタフだけど、女性らしさも失っていない。それにアレックスは恋人がいなくても困らないところが好き」と語っており、国籍に関係なく共感できる強くて美しい女性像もドラマの人気の理由といえそうです。

ボンドガールではなくボンドになりたい

今年の「ピープルズ・チョイス・アワード」で「新しいテレビドラマ女優賞」に選ばれました(ロイター)

 ドラマの人気の影響もあり、プリヤンカーは今年4月に米誌「タイム」が選ぶ「最も影響力のある100人」に選ばれました。そして、「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」はシーズン2の製作が決定し、撮影が始まったところです。さらにプリヤンカーはハリウッド映画にも進出。90年代の米人気ドラマの映画版「ベイウォッチ」(17年、米公開予定)でザック・エフロン、ドウェイン・ジョンソンら人気ハリウッドスターと共演しています。そこでの彼女の役柄はなんと悪役だそうです。

 エキゾチックなルックスからボンドガールにもピッタリという声もあがっていますが、米誌「コンプレックス」で「それはいつも言われていることなの。でもイヤ。私はボンドになりたいの!」と語ったというプリヤンカー。彼女が今後、ハリウッドでどんな活躍を見せてくれるか注目です。

【Profile】Priyanka Chopra(プリヤンカー・チョープラー) 1982年7月18日、インド・ジャムシェドプール生まれ。2000年に、世界三大ミスコンテストのひとつ「ミス・ワールド」に輝き映画界入り。ボリウッドと呼ばれるインド映画界で50本近い作品に出演した。15年より米ドラマシリーズ「クワンティコ/FBIアカデミーの真実」にインド人女優として初主演。出演映画「ベイウォッチ」が17年に公開予定。

太田万紀子(おおた・まきこ)
海外セレブ専門のフリーランスライター&エディター

海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。ブリトニー・スピアーズ、リンジー・ローハン、パリス・ヒルトンなど元祖お騒がせセレブに加えて、アイドル、セレブキッズの動向から目が離せず、海外雑誌やサイトを見まくる日々。シャイロちゃん、スリちゃんの成長ぶりに癒やされています。

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