元モデルがファーストレディー候補? メラニア・トランプ

セレブ☆スタイル

(ロイター)

 米大統領選の共和党指名候補が確定した不動産王ドナルド・トランプ氏の妻、メラニア・トランプ。かつてメラニア・クナウスという名で活躍していた元ファッションモデルです。

出会いはパーティー

 メラニア・トランプは旧ユーゴスラビア(現スロベニア)生まれ、18歳から本格的にモデルの仕事を始めました。そして1996年にニューヨークを拠点にしてから、有名写真家と仕事をし、名だたるファッション誌の表紙に登場するなど、売れっ子モデルになりました。

 今年4月、反トランプ派の政治資金団体がメラニアのヌード写真をインターネットの選挙広告に使用し、ドナルド氏が激怒するという騒動がありましたが、あれは2000年に英誌「GQ」のために、当時は恋人だったドナルド氏が所有するプライベートジェットで撮影されたもの。抜群のスタイルで堂々とポーズをとる、とてもセクシーな写真です。

 そんな人気モデルと、お世辞にもイケメン、おしゃれとは言えないドナルド・トランプ氏との出会いは98年11月、ファッションウィークのパーティーだったそうです。そのときメラニアは28歳、彼女より24歳年上のドナルド氏はすでに4人の子供の父親で、2番目の妻マーラ・メープルズと破局したばかりでした(99年に離婚)。

 「彼は私の電話番号を知りたがったわ。でも同伴者がいたから、もちろん教えなかった」とそのときのことを、メラニアは米誌「ハーパース・バザー」で振り返っています。その代わり、「私は教えないけれど、あなたの番号を教えて。電話するから」と告げると、彼はオフィス、フロリダの家、ニューヨークの自宅など、すべての電話番号を彼女に教えたそうです。そして、数日後にメラニアが彼に電話をかけて交際が始まり、04年のメトロポリタン美術館コスチューム・インスティテュート・ガラの夜にドナルド氏はプロポーズして、05年に二人は結婚。メラニアはドナルド氏の「あふれんばかりのエネルギー、バイタリティーにひかれた」と語っています。

 ちなみに現在、ドナルド氏は大統領候補として移民問題に過激な提案をしていますが、メラニアは当初、就労ビザで渡米し、01年にグリーンカード、06年にアメリカ市民権を取得したことを明らかにしています。

子守は雇わず自分で子育て

 結婚の翌年、3月にメラニアは、息子バロンを出産。以来、子育てを最優先しており、シェフと自身のアシスタントは雇っているものの、子守は雇っておらず、子供の送り迎えや世話は自分でやっているそうです。米誌「Parenting」に「私はフルタイムのママ。これまででいちばん大切な仕事よ」と語っています。

 現在、彼女はスキンケア化粧品、時計とジュエリーコレクションのブランドを持ち、ジュエリーデザイナーとしても活動。さらにテレビ番組にゲストとして出演するなどの仕事をしていますが、仕事を始めたのは息子が学校に通うようになってからで、彼が学校に行っている間にミーティングやデザインの仕事をしていると「ハーパース・バザー」で明かしています。

 そんな一家の自宅はニューヨーク五番街にあるトランプタワーのペントハウスですが、息子バロンには、部屋ではなく1フロアを子供部屋として与えているそうです。そして、息子の想像力を自由に羽ばたかせるため、子供フロアのインテリアはバロンが自由に決めているそうです。メラニアによると、バロンはとても意志が強く、賢く、自立していて、自分の意見があり、自分が欲しいものがわかっている少年。メラニアが“リトル・ドナルド”と言うくらい、父親に性格が似ているそうです。

 ドナルド氏と前妻たちの間に生まれた子供たちは、すでに実業家やモデル等で活躍していますが、今はまだ10歳と幼いバロンも、将来は父親譲りの凄腕(すごうで)ビジネスマンになるのかもしれません。

夫の意見すべてに賛成ではない

 こうして子育て優先で暮らしてきたメラニアですが、ドナルド氏が大統領候補となったことで、再び注目されるようになり、その外見やライフスタイルに加えて、彼女が政治的な発言をしないことにも注目が集まっています。これについてメラニアは「私は公の場では政治的にならないことを選んだの。なぜならそれは夫の仕事だからで、私はプライベートではすごく政治的よ」と「ハーパース・バザー」で反論しています。また、CNNのインタビューで「彼の言うことすべてに賛成ではないわ。それってノーマルでしょう」「彼には私の考えは何度も何度も伝えているわ」と語っています。

 さらに「私たちは、彼は彼らしく、自分は自分らしくいることを許しているので、ドナルドを変えようとは思わない」と明言。「Parenting」でも「相手を変えることはできないわ。彼はビジネスが好き。私は彼のそんなところを愛しているの。私のジャマにならないわ」「私は私の足で力強く立っているの。自分の人格がある。それが夫婦の間で重要だと思っているわ」と、お互いに自立した人間で、自立した関係であることを強調。

 強烈キャラで知られるドナルド氏ですが、実はメラニアも夫に負けない強い個性の持ち主のよう。もし、ドナルド氏がアメリカ大統領となったら、メラニアはどんなファーストレディーになるのでしょう? 大統領選挙は今年11月に行われる予定で、どんな結果になるか注目されています。

【Profile】Melania Trump(メラニア・トランプ)1970年4月26日、スロベニア・ノボメスト生まれ。16歳からモデルを始め、18歳でミラノのモデル・エージェンシーと契約。1996年からニューヨークを拠点に活動。有名モード誌や「スポーツ・イラストレイテッド」誌などに登場した。2005年1月にドナルド・トランプと結婚し、翌年3月に息子バロンくんを出産。10年に自身のジュエリーコレクションをスタート。
太田万紀子(おおた・まきこ)
海外セレブ専門のフリーランスライター&エディター

海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。ブリトニー・スピアーズ、リンジー・ローハン、パリス・ヒルトンなど元祖お騒がせセレブに加えて、アイドル、セレブキッズの動向から目が離せず、海外雑誌やサイトを見まくる日々。シャイロちゃん、スリちゃんの成長ぶりに癒やされています。

CELEB☆TiMES