サクッと名作の“聖地”巡りもできる、猫の街・鞆の浦

いろいろな猫の生き方(104)

円福寺の猫
路地にいた猫

広島県福山市の沼隈半島南端にあるともの浦は、古くから「潮待ちの港」として栄え、江戸時代からの港湾施設や情緒ある町並みが残っている人気の観光地です。また、「鞆の浦といえば猫」といわれるほど、多くの猫と出会える場所として有名です。

屋根の上の猫
屋根の上の猫

実はこの鞆の浦を訪れたのは2度目。最初に訪れたのは、もう10年も前のことです。別の取材で、ここ何年かで猫の街と呼ばれるようになった場所を再訪すると、1匹の猫とも会えないなんてことがありましたから、不安を抱えたまま向かったのです。でも、自信を持って「案ずることなかれ」と言わせてください。時間がなくて、たった30分間しか滞在できなかったのですが、ちゃんと猫たちと触れあうことができました。

階段にいたキジ猫
階段にいたキジ猫

鞆の浦へ行くには、JR福山駅からトモテツバスに乗って30分ほど。平日だったこともあり、終着地点のバス停から細い路地に入るとさっそく1匹のキジ猫と遭遇です。

円福寺の猫
円福寺の猫

細い路地を進み、円福寺へ向かう石段を上がると、お堂を背景に2匹の猫の姿が目に入ってきました(塀の上のキジ猫と石段上の黒猫)。

人慣れしている猫たちは、逃げも隠れもしません。特にこの黒猫は首輪をしているだけあって、飼い猫らしく、自ら寄ってくるほどです。

鞆の浦の中でも猫たちとの遭遇率が高い円福寺ですが、ここから鞆の浦のシンボル「常夜とう」を見下ろすことができます。でも、さすがに30分間しか時間がないので引き返すことにしました。

鞆の浦は、宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上のポニョ」の構想を練ったといわれる場所としても有名で、多くの映画のロケ地や演歌の舞台となるなど、なにかと“聖地”が多い。子猫からもこんな熱い視線を向けられるなら、猫好きさんは一度訪れてみる価値大ですね。

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)

盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「パンダのすべて」「ハシビロコウのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

Facebook:Sotoneko Japan Instagram:sotoneko_japan

SOTONEKO JAPAN(rakuten)

 

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