正月太りのダイエットに、ナンプラー香る脂肪燃焼スープ

おかえりスープ (7)

「お疲れさま。お正月ずっと家にいたから、少し太っちゃった。ダイエットにおすすめのスープを作ってほしいな」

2回目の緊急事態宣言で、年末年始の休みが明けてもリモートワークを続けている彼女。昨年は新型コロナの自粛生活を頑張り、新年くらいは……と、お正月はお取り寄せグルメでぜいたく三昧だったみたいです。

「正月太り」に悩んでいる知り合いは、彼女で3人目。みんな、おうちでお正月を過ごしていたから、しょうがないよね。

「それなら、脂肪燃焼にピッタリなスープを作ろう!」

◇   ◇   ◇

こんにちは。エダジュンです。

彼女が帰ってきたのは、都内にある僕のキッチンアトリエ。

ここで、僕はよく彼女にスープを振る舞っています。ラフな服装に対して、彼女がしっかりとお化粧をしているのは、リモートワークでもオンオフのけじめをつけるため。

「仕事ではメリハリがつけられるのに、食べ物だけはずるずると……おいしいものがやめられない!」

そんな彼女には、ボリューム感のある、鶏ムネ肉を使ったスープがオススメ。おせちやお雑煮などの和食は、お正月で飽きただろうから、今日はエスニックの味わいにしてみよう。

【エスニック風脂肪燃焼スープ】
▽材料 1〜2人分
・鶏ムネ肉 1/2枚(130g
・エリンギ 1本
・塩 砂糖 各ひとつまみ
・水 300cc
・ナンプラー 大さじ1
・レモン汁 小さじ2
・黒こしょう 少々
▽作り方
1 鶏ムネ肉は皮を取り、フォークで全体に穴をあけて、塩と砂糖をもみ込む。
2 エリンギは縦4等分に切り、半分に切る。
3 鍋に入れた水を中火にかけ、沸騰したら1の鶏ムネ肉を入れる。フタをして、15〜20分ほど余熱で火を通し、鶏ハムを作る。
4 3の粗熱が取れたら、鶏ハムをそぎ切りにする。
5 3の残りスープにエリンギを入れて、2〜3分中火で温め、ナンプラー、レモン汁を加えて味付けする。
6 皿に4の鶏ハム、5のスープを注いで黒こしょうをかける。(飾りでカットレモンを添えてもOK)

食べないダイエットは、リバウンドの原因につながります。だから、食べるものを見直して必要な栄養はしっかり取りましょう。スープには鶏ハムが入っているから食べ応えも十分。フォークで穴をあけて塩と砂糖をもみ込むことで、鶏ムネ肉もしっとり仕上がります。

高タンパク低脂肪の鶏ムネ肉には、アミノ酸の一種「L-カルニチン」が含まれていて、体に蓄積された脂肪の燃焼を促す働きも。エリンギには、体内の代謝をあげる「ビタミンB群」や「オルニチン」が含まれているほか、中性脂肪の吸収を抑える働きもあるんです。

◇   ◇   ◇

少し時間をもらったけど、出来上がりました。

召し上がれ。

一口スープをすすった彼女。

「アジアの香りが広がる~! このうまみは何だろう?」

そのうまみは、鶏のだし汁とナンプラーのおかげ。ゆで汁をスープとして使うので、鶏だしがしっかりと感じられるはずです。ナンプラーの塩味、レモンの酸味を利かせて、最後まで食べ進められるようにしました。

一杯でも、おなかが満たされたみたい。いつも注文するご飯も食べずに帰って行きました。

ダイエット、成功するといいな。今日もお疲れさまでした。

※この連載はフィクションです。実在の人物や店舗などとは関係ありません。

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エダジュン
料理研究家/管理栄養士

1984年、東京生まれ。管理栄養士の資格を取得後、「スマイルズ」に入社。SoupStockTokyoの本部業務に携わり、2013年に料理研究家として独立。「パクチーボーイ」としても活動中。スープレシピ、お手軽アジアごはんや、パクチーを使ったレシピが得意。「野菜たっぷり具だくさんの主役スープ」(誠文堂新光社)など著書14冊。ホームページはこちら