幻想的な街、台湾・九份の階段猫

いろいろな猫の生き方(91)

台湾の有名な観光スポット、「九份きゅうふん」の猫たちをリポートします。クネクネとした小道と細い階段の坂道が交差し、夜には提灯ちょうちんの明かりがともり幻想的です。そんな街にお似合いなのが、石段からひょこりと姿を現す猫たち。「坂道と猫」といえば、広島県尾道のようにお似合いなのですが、ここ九份の猫たちは、特に階段好きのようです。観光客もまばらな早朝、それぞれのお気に入りの場所でお出迎えしてくれました。小高い山中にあるので、緑と海が織りなす見事な景観を背にした猫にも出会えるんです。

台北からは、台湾鉄道の特急で瑞芳ずいほう駅まで約30分。その後、バスかタクシーを利用して、「基山街」という小道の入り口で下車します。石段の小道「豎崎路けんざきろ」に出たら下って行くのが比較的楽なルートです。

お土産屋さんがひしめき合うメインの小道「基山街」から外れると、早速九份猫がここにいました。石段の前で毛づくろいをしていたところ、背後に気配を感じたようです。

「豎崎路」の石段から顔を出した2匹目の猫。この先にもっと猫がいそうな予感がします。猫に誘われるように、階段を上っていきます。

いましたいました、3匹目の猫。オープン前のお店の前です。なぜかワンちゃんと程よい距離をとりながらくつろいでいますが、お店のディスプレーにすっぽりとハマっていますね。

このお店は、猫をテーマにしたお土産屋さんのようですが、生きたディスプレーといったところでしょうか。オープン前なのに、とっても働き者の猫スタッフさんです。

このあたりは、びっしりとお土産屋さん立ち並んでいますが、猫たちが我が物顔で過ごしています。またしても誘われるように猫の進む方へついていきます。

この猫も階段好きらしく、景色が一望できる塀の上までポンポンと登っていきました。猫の背後の風景と、この街のロケーションのすばらしさ(一部は険しい断崖に造られている)を同時に感じさせてくれました。 

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南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)

盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「パンダのすべて」「ハシビロコウのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

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