猫カフェ発祥の台湾、猫たちの自由な花園

いろいろな猫の生き方(82)

大都市には必ずといっていいほどある猫カフェ。今やすっかり定着している猫カフェの発祥は台湾で、約20年前に開店した「猫花園マオホアユエン」が世界初といわれています。お店は現在も営業中で「小猫花園シャオマオホアユエン」という店名に変わり、猫好きさんには台湾旅行の外せないスポットになっています。以前、台湾を訪れた時に立ち寄った際には、さすが発祥の店とうならせる体験ができました。その時の猫たちの姿を振り返ります。

「小猫花園」は、台北市内からMRT(地下鉄)淡水線芝山駅を出てすぐ、とてもアクセスがいい場所にあります。ホームからもお店の看板がみえました。

店内はイスとテーブルが並んでいて、メニューも豊富で本格的なカフェといった趣です。ただ、猫に関する絵や小物があちこちに飾られています。

ガラスに囲まれた猫専門ルームもありますが、基本的に猫たちの行動は自由です。日本だとNGのお店がほとんどですが、この猫はマットが敷かれたテーブルの上に乗ってしまっています。

というか、ここの猫たちはテーブルの上が好きなのか、どんどん上がっていきます。猫には縄張りがありますから、自己主張するなら、高いテーブルの上に乗るのが都合いいのでしょうか。

広い店内の奥に進むと、カウンター近くのテーブルに寝そべっている猫がいます。台湾らしい丸テーブルに丸顔の猫。なんだか、ただ者ではない存在感があります。

風貌ふうぼうからして、エキゾチックやスコティッシュフォールドなど洋猫の血統を感じさせますが、終始、堂々とした振る舞いで猫カフェ発祥の店に相応ふさわしい感じでした。

店内では人より猫ファースト。テーブルの上の飲み物も猫が飲まないよう、人が防ぎながら頂きます。それでも間近で愛らしい表情を披露してくれて、味わい深いひとときを過ごすことができます。

小貓花園 Xiao Mao Hua Yuan(シャオマオホアユエン)
台北市内からMRT淡水線芝山駅下車。
営業日や時間は、来店前にネットや電話(ホテルのフロントを通じて)でご確認いただくことをおすすめします。

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)

盛岡市生まれ。グラフィックデザイナー&写真家。デザイン事務所コイル代表。現在、デザイン以外にも撮影、編集、執筆を手がける。2009年より外で暮らす猫「ソトネコ」をテーマに本格的に撮影活動を開始。日本のソトネコや看板猫のほか、海外の猫の取材・撮影を行っている。著書に「ソトネコJAPAN」「猫と世界遺産の街カレンダー」(洋泉社)、「ワル猫カレンダー」「ワル猫だもの」「サーバルパーク」(すべてマガジン・マガジン)、「どやにゃん」(辰巳出版)など。企画・デザインでは「ねこ検定」「パンダのすべて」「ハシビロコウのすべて」(すべて廣済堂出版)など。

Facebook:Sotoneko Japan Instagram:sotoneko_japan

SOTONEKO JAPAN(rakuten)

【あわせて読みたい】
マラッカの隠れたお土産は猫?
海岸で黒猫だらけの「ブラックキャッツ団」に囲まれた
モニター&モデルも務めるオフィスの猫

怖い! かわいい!笑っちゃう?ドヤ顔だけ集めたねこ写真集。
「どやにゃん」南幅俊輔著。(辰巳出版)
2019年9月27日発売!
美しい世界遺産のある街の たくましく生きる猫たちの姿。
「猫と世界遺産の街カレンダーMOOK 2020」 南幅俊輔著(洋泉社MOOK 780円・税抜き)
2019年11月5日発売! みんなで暮らすにゃんこ大集合! 16か月間カレンダーで猫まみれで楽しめる。 「群れ猫カレンダーMOOK2020」 南幅俊輔著 (マガジン・マガジン 800円・税抜き)