「お手軽だけど、栄養がない?」 カット野菜にまつわるウワサの真実

キレイをつくる野菜レシピ

こんにちは。「野菜と生活 管理栄養士ラボ」の山口彩夏です。毎月一つの野菜をテーマに、「とことん簡単で、食べて美味おいしく、ヘルシーなレシピ」を紹介しているこのコーナー。1月は、調理をカンタンにしてくれる、カット野菜についてのお話です。

カット野菜のウソ・ホント ~洗浄編~

カット野菜は栄養がない……そんなウワサを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

野菜を加工する時に洗浄することで、ビタミンCやミネラル類が減少するのではないかという説がありました。でも実は、家庭で洗浄、調理する場合とほぼ変わりがなかった、との研究報告が出てきたのです。

特に、比較的野菜に多く含まれている「食物繊維」はほぼ減りません。便秘の改善や糖の吸収を穏やかにする機能を持つにもかかわらず、日本人は一日5グラムほど不足しているというデータもあります。ぜひカット野菜を活用してみてくださいね。

カット野菜のウソ・ホント ~保存編~

そうは言いながらも、野菜の栄養素が減ってしまう場合もあります。

その原因の一つは、冷蔵庫での保存。野菜の水分やビタミンCは、保存期間が長ければ長いほど、含有量が減ってしまいます。そのままの野菜を購入してついつい余らせてしまう、長い間保存したまま……そういう人は、使い切りサイズのカット野菜を試してみるのもおすすめです。

年が明け、仕事始めで忙しい毎日を送る人も多いでしょう。カット野菜で、効率よくたっぷり野菜を取りましょう!

◇   ◇   ◇

〈トマトチーズタッカルビ〉

◇材料(2人分)
鶏モモ肉                   200g
野菜炒めミックス(カット野菜)  300g
ピザ用チーズ                 150g
調味料(A)
 トマトソース(基本タイプ)  150g
 トマトケチャップ        大さじ3
 みそ              大さじ1
 サラダ油            大さじ1
【作り方】
1.フライパンにサラダ油を入れ、鶏肉をいため、色が変わったらカット野菜も入れていためる。
2.火が通ったら、合わせた調味料(A)を加え、よく混ぜる。
3.鍋の中央にピザ用チーズを入れ、フタをしてチーズを溶かす。

〈包丁いらずのとん平焼き〉

◇材料(1人分)
キャベツ千切り(カット野菜)    200g
豚バラ肉薄切り           100g
卵                 2個
サラダ油              少々
塩・コショウ            少々
ソース、マヨネーズ、鰹節、青のり、紅ショウガ お好みで
【作り方】
1.フライパンに油を熱し、豚バラ肉をいためる。
2.色が変わったらカット野菜を入れ、塩コショウをふり、しんなりするまでいためる。
3.卵を溶き、油(分量外)を熱したフライパンに大きく広げて薄焼き卵を作り、〈2〉の具材を包む。
4.ソース、マヨネーズなどを、お好みでかける。

◇今日の栄養メモ~レタス〇個分の食物繊維?~

食物繊維の量について、「レタス〇個分!」といった表記をよく見かけませんか? そもそも、レタスにはどれくらいの食物繊維が含まれているのでしょうか。

実際は、100グラム当たり1.1グラムほど。レタス1個の重さはだいたい300~500グラムのため、1玉食べきると3.3~5.5グラム摂取できる計算になります。でも、日本人の1日の摂取目標量は、成人男性で20グラム以上、女性は18グラム以上。少なくとも4玉は食べなければいけないことになるのです。

ちなみに食物繊維が多い野菜としては、らっきょう、グリーンピース、ゴボウが挙げられます。カット野菜の中には千切りのゴボウなどもあるので、上手に使って効率よく栄養を取り入れましょう。

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山口 彩夏(やまぐち・あやか)

 カゴメ「野菜と生活 管理栄養士ラボ」所属・管理栄養士。2016年にカゴメ入社。カゴメ オムライス検定1級。野菜摂取の重要性を発信する活動を担う。カット野菜とビニール袋を活用した洗い物削減メニューがマイブーム。

「野菜と生活 管理栄養士ラボ」
 カゴメ「野菜と生活 管理栄養士ラボ」は、管理栄養士資格保持者による専門チーム。カゴメのトマトを中心とする野菜の研究活動で培った知見や、お客さまとのコミュニケーション活動で培った提案力を生かして、「食と健康」に関するコンテンツの開発・提案を行っている。