Kakigori フリュイルージュ 驚きあふれる真っ赤なかき氷

瀬戸理恵子のおやつ便り

進化が止まらない夏の風物詩・かき氷ですが、今日はちょっとお洒落しゃれに、とっておきのひと皿を求めて六本木へ。扉を開いたのは、世界中にレストランを持つ、フランス料理界の巨匠、アラン・デュカスさんが手掛ける「ル・ショコラ・アラン・デュカス」です。

木々の緑と光あふれるサロンでゆったりくつろいでいると、運ばれてきたのは、宝石のようにキラキラ輝く真っ赤なドーム状のかき氷「Kakigori フリュイルージュ/ハイビスカス/ショコラ」!

甘酸っぱいグロゼイユ(赤スグリ)のソースを上からかけていただきます。

機械ではなくフォークを使って手作業で細かく砕かれた氷=グラニテは、イチゴとフランボワーズの華やかな果実味にハイビスカスの酸味が加わって、キュンとさわやか。中からは、グレープフルーツとハイビスカスのクレーム・シャンティイ、メキシコ産カカオを使ったチョコレートのソルベが現れ、カリカリとしたカカオニブの歯触りと風味、グレープフルーツのコンフィの苦みがアクセント。シンプルな見た目とは裏腹に、多彩な味と食感によって織り成される驚きと喜びが、ひとさじごとにあふれ出します。

何と言っても圧巻なのは、カカオ豆からつくられた、力強く香り高い自家製チョコレートと、ベリー、グレープフルーツ、ハイビスカスとのマリアージュ。「このメキシコ産カカオ75%のチョコレートは希少価値が高くて、フルーティーな香りと酸味が持ち味。ベリーの酸味やグレープフルーツの苦みとよく合います。そこにハイビスカスを加えて、フェミニンな印象に仕上げました」と、エグゼクティブ・シェフのジュリアン・キンツラーさんは話します。

かき氷の域を超え、もはや「アシエット・デセール」(レストランなどで提供される皿盛りデザート)と呼ぶにふさわしい、夏だけのフレンチシックなKakigori。リュクスなおいしさに、トキメキが止まりません。

Kakigori フリュイルージュ/ハイビスカス/ショコラ
  1800円(税抜き)
※六本木店限定
※9月中旬まで販売予定。
店舗 ル・ショコラ・アラン・デュカス 六本木 
東京都港区六本木6-12-2 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り
電話 03-5775-1185
営業時間 11:00~21:00(デザート20:00L.O、ドリンク20:30L.O.)
無休

瀬戸 理恵子(せと・りえこ)
フードエディター・ライター

 瀬戸 理恵子(せと・りえこ) フードエディター。 1971年東京都生まれ。銀行勤務を経て2000年にパリへ製菓留学し、エコール・リッツ・エスコフィエ、ル・コルドン・ブルー パリで菓子ディプロムを取得。ピエール・エルメ氏のもと研修を重ねる。2001年帰国し、月刊誌「料理王国」、「料理通信」の編集部を経て、2009年独立。お菓子を中心にフリーランスのフードエディター・ライターとして活動中。監修・共著に「東京手みやげ 逸品お菓子」(河出書房新社)など。このほか、「『オーボンヴュータン』河田勝彦の郷土菓子」(誠文堂新光社)など、パティシエの書籍製作も手がける。

瀬戸理恵子さんが取材・文を担当した、「アテスウェイ 川村英樹の菓子」が出版されました。7月1日発売、柴田書店、税込5184円です。都内屈指の人気パティスリー「アテスウェイ」のお菓子を、詳細なレシピと作り方とともにていねいに解説。オリジナリティあふれるプチガトーからアントルメ、焼菓子、アイスクリームを使ったデザート、チョコレート菓子など56品を全276ページにわたって紹介しています。

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