夏本番を迎える前に。アスパラでパワーチャージ

キレイをつくる野菜レシピ

旬の野菜をテーマに、「とことん簡単で、食べて美味おいしく、ヘルシーなレシピ」を紹介しているこのコーナー。今月は、カゴメ「野菜と生活 管理栄養士ラボ」の杉本優子がお届けします。

 6月のテーマは、初夏に旬を迎える「アスパラガス」です。

 アスパラガスは、若い茎の野菜で、冬の間に養分を蓄え、春から初夏にかけて伸び出してきます。日光を当てて栽培したものがグリーンアスパラガス、土をかぶせて遮光して育てたものがホワイトアスパラガスです。

 今回はグリーンアスパラガスを使ったレシピをご紹介します。

疲れをとってくれる「アスパラギン酸」

 アスパラガスの汁から見つかったアスパラギン。アミノ酸の一つで、体の中でアスパラギン酸に分解されます。アスパラギン酸は、新陳代謝を活発にし、疲労を和らげる効果があるとされています。その独特の形から、場所によって含まれる栄養素にも特徴があります。主に穂先に含まれる「ルチン」には、血管を丈夫にする働きがあるといわれています。

 最後に、新鮮なグリーンアスパラガスを見分けるポイントについて。濃い緑色で、全体にみずみずしくハリがあるものが新鮮です。また、茎は太めで穂先が固くしまり、まっすぐに形よく伸びたものを選びましょう。切り口が乾燥していたり、筋ばったりしているものは、繊維が固くなっているので避けましょう。

 購入後は、おいしさをキープするために、端を少し切り落とし、ぬれたペーパータオルで切り口を包んでビニール袋に入れるのがおすすめ。畑で生えていたときと同じように、立てた状態で冷蔵庫の野菜室で保存すると良いですよ。

◇ ◇ ◇

〈グリーンアスパラガスのクリームスープ〉

◇材料(2人分)
グリーンアスパラガス 2本
ウィンナーソーセージ 2本
牛乳 200ml
水 200ml
コンソメのもと(固形) 1個
塩 少々
こしょう 少々
【作り方】
1.アスパラガスは、下の硬い部分をピーラーでむく。
2.2~3cmの長さに切る。
3.耐熱ボウルに全ての材料を入れ、電子レンジで加熱する(600W:4分30秒~5分)。

 

〈グリーンアスパラガスのチーズ焼き〉

 

◇材料(2人分)
グリーンアスパラガス 4本
オリーブオイル 適量
塩 少々
こしょう 少々
粉チーズ 小さじ1/2
【作り方】
1.アスパラガスは下のかたい部分をピーラーでむく。
2.フライパンにオリーブオイルを熱し、アスパラガスを転がしながら焼く。
3.皿に盛り、塩・こしょう・オリーブオイル、粉チーズをふる。

 

◇今日の栄養メモ~抗酸化物質(ポリフェノール)~

 抗酸化物質とは、私たちの体の中で、細胞にダメージを与える活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除いたりする物質のことをいいます。近年注目されている抗酸化物質ポリフェノールのひとつ「ルチン」は、そばに多く含まれることで有名ですが、実はアスパラガスにも含まれています。

 ルチンにはビタミンCの吸収効率を高める作用があるので、キャベツなどと一緒に食べると、シミやそばかすの抑制といった美容効果も期待できますね。夏本番を迎える前に、野菜の力でパワーチャージしましょう! 紫外線対策には、日焼け止めや日傘もどうぞお忘れなく。