栄養満点な牧草牛で、美容・健康を意識する生活を

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 10連休も終わり、仕事に励む日常が戻ってきました。急な暑さなどもあり、生活リズムがなかなか戻らず、疲れが抜けにくい、肌荒れも気になる……。という方も多いのではないでしょうか。まずは体の中から健康に、との思いから、医師が推奨する“牧草牛”を食べてみることにしました。

高たんぱく低カロリー、栄養豊富な希少肉

 東京・麻布十番商店街の一角、大通りに面した「Saito Farm 麻布十番」。店頭のショーケースには個包装された生肉がずらりと並んでいます。同店を手掛けるのは、医師の斎藤糧三さん。糖質制限や、体脂肪を消費させる際、ケトン体という物質を増やして、体の抗酸化力をアップさせるという「ケトジェニックダイエット」の提唱者です。

 ケトジェニックダイエットの際に、最適なたんぱく質源として肉に着目。なかでも牧草牛が優れているとして、牧草牛専門の精肉店をオープンさせたのだそうです。

 「牧草牛」という言葉は、大自然で放牧されストレスフリーな環境で暮らし、母乳と牧草のみを食べて育った牛を指し、海外ではグラスフェッドビーフと呼ばれています。赤身が多く、軟らかな肉質が特徴で、高たんぱくで低カロリー。さらに斎藤さんによれば、牧草から得られた亜鉛やビタミン類など栄養価が豊富で、牧草由来のオメガ3脂肪酸が含まれているため、血液サラサラ効果や抗炎症作用を期待できるそうです。

 「Saito Farm 麻布十番」では、完全放牧と牧草による飼育で、世界的に有名なニュージーランド産の最高品質牛を販売しています。北海道・八雲町で育つ北里八雲牛など、超希少な国内産の牧草牛も取り扱っています。

ベストな食べ方は強火3分での“揚げ焼き”

 火~土曜日の午後6~10時の時間帯には、ニュージーランド産プレミアム牧草牛ステーキ(1/2ポンド)を店内で食べられる「角打ちタイム」が設けられています。青菜のサラダ、1ドリンクが付くレギュラーコース(税込み4000円)をベースに、サラミ&チーズの盛り合わせが付くスペシャルコース(税込み6000円)、4人以上から利用できる、飲み放題スペシャルコース(税込み8000円)があります。店頭にあるショーケース内の肉も、焼き代として+1000円を支払うと、店内で味わえるそうです。

 おすすめの焼き方があるとのことで、調理の様子を見学させていただくことに。地下のキッチンスペースにもテーブル席があり、アットホームな空間です。斎藤さんが勧めるのが“揚げ焼き”。肉が浸るほどたっぷりのオイルを強火で熱し、片面を1分ずつ、それぞれ返して30秒ずつの計3分で焼きます。短時間で強力に火を通すことで、ドリップと呼ばれる赤い肉汁を逃さず、固くなることを防ぐそうです。外はカリカリ、中はレアな焼き上がりとなり理想的な食感に仕上がります。

 ナイフを引くとすんなりと切れるほど軟らか。一般的に牧草を食べて育った牛肉は、獣臭や青臭さがあると思われがちですが、一切感じません。赤身肉ならではのさっぱりとした舌触りと、ほのかな甘さがうま味を引き立てます。胃への負担も軽く、飽きや重さを感じさせません。

1日に必要な摂取量を再確認

 斎藤さんは、理想のたんぱく質として牧草牛に着目した理由について「亜鉛も豊富だからです。たんぱく質の合成に必須の亜鉛が欠けては意味がありません」と説明します。糖質制限を行う際には、たんぱく質が不足していると筋肉のアミノ酸が消費されることで筋肉量が減ってしまったり、代謝が低下したりすることも。「厚生労働省が定める1日のたんぱく質摂取推奨量は、成人女性の場合50グラム。肉や魚から取ろうとすると、250グラム以上にも相当します。ダイエット中に限らず、たんぱく質は圧倒的に不足しているといえます」と斎藤さん。

 「まずは1週間、毎日たんぱく質をきちんと食べてみていただきたい。摂取しやすい食品として牧草牛を推奨していますが、他の食品でも構いません。1日の摂取量をクリアしてみると体調に変化が出ると思います」と斎藤さんは言います。

 店舗では、斎藤さんが専門とする機能性医学に関するセミナーやイベントなども開催されるとのことで、今一度、自分の体に必要な栄養素や食習慣について見直してみたくなりました。(ライター/麻林由)

[店名]Saito Farm  麻布十番
[住所]東京都港区麻布十番1-5-5 SH麻布1F
[営業時間]精肉販売は、平日・土12:00~19:00、日曜・祝日12:00〜17:00、角打ちタイムは火~土曜18:00〜22:00(L.O.21:00)※要予約
[定休日]なし
[問い合わせ先]03-6804-2984

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