アーリーサマー 初夏を彩るさわやかパフェ

瀬戸理恵子のおやつ便り

 初夏の風に誘われて銀座へ出かけたら、大人のための隠れ家のようにエレガントなデザートサロンで、心ときめくパフェに出会ってしまいました。その名も「アーリーサマー」。目にも舌にも涼やかな、「リール銀座」の“初夏”のパフェです。

 背の高いグラスのトップを飾るのは、サクサクしたココナッツメレンゲと、ふんわり、とろりとした軽い質感が魅力的なウー・ア・ラ・ネージュ(泡雪状のメレンゲのお菓子)。ライムとジン「タンカレーNo.10」が清々すがすがしく香り、酸味のあるマンゴー&パッションフルーツのソースとマッチして、さわやかさが口いっぱいに広がります。

 その下には、とろりとしたフレッシュマンゴー、ピンクグレープフルーツのグラニテ(シャリシャリしたシャーベット)、フランボワーズのムース・グラッセ(ムースアイス)、気品ある香りを放つグランマルニエのパルフェ(軽やかなアイスクリームの一種)、フルーツを浮かべたマスカットワインゼリーが層に。カラフルで、みずみずしくて、キラキラして、なんて美しいのでしょう! 

◇    ◇    ◇    

 食べ進めると赤スグリのキュンとした酸味がアクセントとなり、さまざまな食感と香り、温度、果実味が混じり合って生まれる華やかなハーモニーがたまりません。しかも、余韻は驚くほどすっきり、軽やか。素敵すてきです。

 「初夏にふさわしく、見た目も味わいもさわやかで、大人もワクワクする楽しいパフェとなっています」と話すのは、マネジャーの栗田尚香さん。このパフェを含め、提供されるデザートはすべて、「菓子工房オークウッド」オーナーシェフ・パティシエの横田秀夫さんがプロデュースしています。その信条は、「五感で楽しみ、最後に記憶に残るデザート」。

 「現代の名工」にも輝く熟練のパティシエが生み出す味わいに、リピートする人が多いというのもうなずける、魅惑のパフェです。

アーリーサマー
   2000円(税込み)
※デザートセット(飲み物付き)3000円
 ランチセット3300円
※パフェの内容は季節で変わる
 「アーリーサマー」は、6月末日まで提供
店舗 リール銀座
東京都中央区銀座3-10-14-2F
電話 03-6278-8270
営業時間 11:30~21:00(土曜、日曜、祝日~20:00)
無休

瀬戸 理恵子(せと・りえこ)
フードエディター・ライター

 瀬戸 理恵子(せと・りえこ) フードエディター。 1971年東京都生まれ。銀行勤務を経て2000年にパリへ製菓留学し、エコール・リッツ・エスコフィエ、ル・コルドン・ブルー パリで菓子ディプロムを取得。ピエール・エルメ氏のもと研修を重ねる。2001年帰国し、月刊誌「料理王国」、「料理通信」の編集部を経て、2009年独立。お菓子を中心にフリーランスのフードエディター・ライターとして活動中。監修・共著に「東京手みやげ 逸品お菓子」(河出書房新社)など。このほか、「『オーボンヴュータン』河田勝彦の郷土菓子」(誠文堂新光社)など、パティシエの書籍製作も手がける。

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