美看板猫の天使の顔とワルの顔

いろいろな猫の生き方(51)

 東京・恵比寿にある、料理が美味(おい)しいと評判のダイニングバー「東京ロビン」。このお店には、見目麗しい三毛猫の看板猫がおります。名前は店名と同じ「ロビン」(3歳)。三毛猫は猫の中でも猫らしい、ツンデレの性格だなんて言われていますが、ロビンちゃんもその例にもれず。なかでもツンとデレの表情の落差が激しいんです。あどけない天使の顔から、突然のワル顔になってしまい喜んでいいのやら悲しんでいいのやら……。いえいえこれは絶対、猫好きさんにはたまらない反応です。そんなロビンちゃんの店内での様子をリポートします。 

 お店のコンセプトは懐かしい昭和テイスト。内装も色ガラスやタイルにこだわり、壁や床、テーブルの塗装は「東京ロビン」の石井オーナーと奥様自ら仕上げたそう。 

 夜のディナータイム前にお店にお邪魔しました。さっそく、看板猫のロビンちゃんにごあいさつ。興味深げに臭いをかいでいます。 

 あっ、一瞬で飽きてしまったようですね。もういいやって感じ? ロビンちゃんは人好きの猫ですが、抱っこやしつこく触られるのが苦手です。 

 声をかけると、振り返ってくれます。オーナーによると事前にロビンちゃんに話しておけば取材時や猫好きさんに対し、看板猫らしく振る舞ってくれるそうです。 

 カウンターをバックにしてシャッターを押しまくります。動かないで、ポーズをしっかり決めてくれます。さすが看板猫です。 

 んっ、可愛かわいい顔がちょっとワルい顔になってる? お気に召さないことがあったのかもしれないけれど、美猫が台無し? 

 カウンター5席、テーブル14席の店内は、アンバーなライティングで落ち着きます。奥の招き猫の手前にロビンちゃんで猫のツーショト。 

 ロビンちゃんは、振り向き美人猫ですね。このポーズも様になっています。眠くなると、この出窓にある座布団やレジ下で休息するそうです。 

 ロビンちゃんは、3年前の子猫の時からお店に出勤しています。お店自体もオープンして5年目、ロビンちゃんは「東京ロビン」とともに成長してきました。 

 ちょっと前のまん丸お目々が突然、ほそ目に! 落差ありすぎです。もう写真はいいから、オーナーの紹介をしろという合図かもしれません。 

 「東京ロビン」は、フレンチで10年間修行したシェフと奥様が、おいしいごはんとお酒を味わえる店を恵比寿に出店したいと、二人三脚で作り上げました。 

 クラフトビールなどもあり、お酒も多種そろっています。お料理は、大人気メニューの「かきたまごのキノコとトリュフのソース」。濃厚トリュフソースの中に、ふわふわかき卵の組み合わせが絶妙です。 

 看板メニューの「オムカレー」。2015年に「ヱビスビールに合う逸品グランプリ」の最優秀グランプリを受賞。白いカレーソースはマイルドでありながらスパイシー。ソースのおかわりもできます。 

 2人と1匹で切り盛り?する「東京ロビン」。ロビンちゃんは出勤してすぐの17時頃が一番の活動時間なので、19時以降は寝ていることもあります。また体調によってお休みすることもあります。 

 遅めのランチタイムの13時から通しで営業、昼飲みも楽しめる店として、ご近所さんからお勤めの人まで人気です。また、お店自慢の1931年英国製の「蓄音機」でレコード試聴もでき、贅沢ぜいたくな時間を過ごすこともできます。 

東京ロビン
東京都渋谷区恵比寿4丁目10-8  エビスビル 2F
電話:03-6447-7333
営業時間/13:00~24:00
定休日/毎週月曜日
インスタグラム/tokyo_robin

※ロビンの体調によっては、お店にいないこともあります。

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

猫の島「田代島」を訪れたのがきっかけで、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に「ソトネコJAPAN」「ねこ柄まにあ」「のんびり猫旅」「ねこ暦 七十二候」「サーバルパーク」ワル猫だもの」「どやにゃん」「ワル子猫カレンダー2019」「「辛口こねこカレンダー2019」ほか。

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