多摩動物公園の元気いっぱい!五つ子のチーター

いろいろな猫の生き方(50)

 昨年10月31日、東京都日野市の多摩動物公園でチーターの五つ子が生まれました。5頭は順調に育ち、今年1月から一般公開されていますが、寒さを吹き飛ばすぐらい元気いっぱいです。その姿を見ると、思わずほおが緩んでしまいます。元気なのはいいのですが……。なにしろ、地上最速のチーター。走り出したら、必死にカメラで追いかけなければいけません。5頭一緒にフレームに入れるなんて至難のわざです。かわいいけれど、ちょっと慌ただしいチーターの五つ子をリポートします。

 このフサフサがチーターの子。生後約3か月です。首から背中にかけて長い毛が生えていて、手足の長い猫といった感じです。

 子どもたちはおいかけっこが大好き。実は、5頭いっぺんに撮れたのはこの1枚のみ。本当によく動き回っています。

 時折、ぽつんとしているので、この時がシャッターチャンス。5頭は男の子のジャック、ハヤト、エビス、ロンに紅一点のキク。

 五つ子を公開しているチーター舎のガラス展示場では母親のデュラも一緒です。大人と子どもの体格差がよく分かります。

 五つ子といっても、それぞれ個性は異なります。この子はお母さんと一緒のほうが好きなようです。甘えん坊ですね。

 実はちゃっかりお母さんの体に乗っているんです。チーターは速く走るだけあって、体が軽いんですね。

 さすがに重たくなってきたようですね。母親のデュラは2014年2歳のときに、群馬サファリパークから来園。チーターは、ブリーディングローン(繁殖を目的とする動物の貸借契約)が計画的に行われているそうです。

 チーターのメスは繁殖の相手の選り好みが強く、組み合わせ難しいのです。それが繁殖を難しくしてるんです。デュラは初産ですが、父親のナガトをきっと好みだったんですね。

 何はともあれ、元気な子どもたちの姿が見られて良かった。みついてじゃれるのも、チーターらしく走りながら。本当に目が離せないですよ。

 今のところ公開は、毎日午前10時半から1時間、チーター舎のガラス展示場で行っています。(天候やチーターの体調によっては公開しないことも)

 1時間の五つ子の公開以後は、この展示場では大人のチーターを見ることができます。多摩動物園には五つ子の他、10頭以上が暮らしています。一昨年に生まれた若いチーターもいるんです。

 よくガラス越しに人間や周囲を観察しています。演技派女優のような表情ですね。2頭は、向こう側の黒山の人だかりを見つめているようです。

 人だかりしているのは、こちらも1月から公開が始まったサーバルの赤ちゃん。同じネコ科ですね。アニメ「けものフレンズ」の影響でサーバル舎も大人気。サーバルは追ってレポートします。

 運が良ければキングチーターに会えるかもしれません。キングチーターはチーターの柄違い。斑点が帯状になったもので、世界的にも希少なんです。

 チーター5頭がじゃれ合う姿はかわいいし、見ていて飽きないので大きくなる前に、ぜひ会いに行ってください。見学者が多い場合は、入れ替え制になりますが、再度列に並べば何度でも見られます。

多摩動物公園
東京都日野市程久保7-1-1
電話:042-591-1611
開園時間 9:30~17:00
入園料 600円(一般)
水曜日(水曜日が国民の祝日や振替休日、
都民の日の場合は、その翌日が休園日)
年末年始(12月29日~翌年1月1日)
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

猫の島「田代島」を訪れたのがきっかけで、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に「ソトネコJAPAN」「ねこ柄まにあ」「のんびり猫旅」「ねこ暦 七十二候」「サーバルパーク」ワル猫だもの」「どやにゃん」「ワル子猫カレンダー2019」「「辛口こねこカレンダー2019」ほか

ソトネコ facebook sotoneko

怖い! かわいい!笑っちゃう?ドヤ顔だけ集めたねこ写真集。
「どやにゃん」南幅俊輔著。(辰巳出版、842円・税込み)
「辛口こねこカレンダーMOOK 2019」南幅俊輔著。  11月7日発売(OAK MOOK、800円・税込み)
「ワル猫カレンダーmook 2019」南幅俊輔著。12月5日発売予定(SUNエンタメ MOOK、800円・税込み)