ボンボンショコラ 上品で洗練されたハーモニー

瀬戸理恵子のおやつ便り

後列左から「ビターガナッシュナチュール」「塩ミルクキャラメル」「トロピカルフルーツとラム酒」、続いて前列左から「ジャマイカ産コショウ」「プラリネ ココナッツ」「ライム」

 バレンタインデーまであと2週間余り。チョコレートシーズンが本格的にスタートしました。

 その甘い風とともに今月19日、フランスから初上陸したのが、ショコラトリー「パスカル・ル・ガック」です。ル・ガックさんといえば、フランスの権威あるチョコレート愛好会C.C.C.(Club des Croqueurs de Chocolat)から、最高評価となる5タブレットを7年連続で受賞した人気ショコラティエ。5年連続で「フランスで欠かすことの出来ないショコラティエ」にも選ばれています。パリ近郊のサン=ジェルマン・アン・レーにある本店に続く、2店舗目がこの東京のお店とは、なんてうれしいことでしょう!

 美しく並ぶケーキや焼き菓子、ショコラ・ショーにも心かれつつ、やはり、まず味わいたいのは、常時約26種類そろう「ボンボンショコラ」です。

 プレーンな「ビターガナッシュナチュール」をはじめ、「塩ミルクキャラメル」や「ジャマイカ産コショウ」「トロピカルフルーツとラム酒」「プラリネ ココナッツ」など風味はさまざま。そのどれもが強すぎず弱すぎず、チョコレートのおいしさを引き立てながら、実に上品で洗練されたハーモニーを醸し出していて、食べるたび、うっとりしてしまうのです。

     ◇     ◇     ◇

 「一番に考えるのは、味のバランスです。チョコレートは繊細な素材ですから、それを使って味と食感をおだやかに調和させ、もう一粒食べたくなるようなボンボンショコラを作るよう心がけています」と、やさしい笑顔で話すル・ガックさん。「私はこのショコラティエという職業を愛し、誇りをもっています。それによって自分が満足するものをつくり、お客様に満足していただくとともに情熱を分かち合いたい」。その思いが一粒一粒からおいしさとなってあふれ出て、食べる人の心をとらえて放さない素敵すてきなボンボンショコラです。

 

ボンボンショコラ詰め合わせ(6個入)
    2300円(税抜き)
 ※ボンボンショコラ各350円
  6個箱代200円(いずれも税抜き)
店舗 パスカル・ル・ガック 東京
東京都港区赤坂2-12-13
03-6230-9413
 10:00~20:00
 不定休

瀬戸 理恵子(せと・りえこ)
フードエディター・ライター

 瀬戸 理恵子(せと・りえこ) フードエディター。 1971年東京都生まれ。銀行勤務を経て2000年にパリへ製菓留学し、エコール・リッツ・エスコフィエ、ル・コルドン・ブルー パリで菓子ディプロムを取得。ピエール・エルメ氏のもと研修を重ねる。2001年帰国し、月刊誌「料理王国」、「料理通信」の編集部を経て、2009年独立。お菓子を中心にフリーランスのフードエディター・ライターとして活動中。監修・共著に「東京手みやげ 逸品お菓子」(河出書房新社)など。このほか、「『オーボンヴュータン』河田勝彦の郷土菓子」(誠文堂新光社)など、パティシエの書籍製作も手がける。

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