ケーク オー ビュッシュ クリスマスの定番を焼き菓子で

瀬戸理恵子のおやつ便り

 12月に入り、街はクリスマス一色。キラキラのイルミネーションや華やかなクリスマスのデコレーションが至るところにあふれていて、歩いているだけでウキウキしてしまいます。そんなクリスマスを待ち焦がれる季節にぴったりなお菓子が、今日のおやつ。「エーグルドゥース」の「ケーク オー ビュッシュ」です。

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 フランス菓子で定番のクリスマスケーキといえば、まきの形をしたビュッシュ・ド・ノエル。バタークリームをビスキュイでクルクルッと巻いて、樹皮のようなデコレーションをするのが定番ですが、今では見た目も味もさまざまなバリエーションが見られます。この「ケーク オー ビュッシュ」は、なかでも珍しい焼き菓子タイプ。香り高いコーヒー&ココナツ風味のダックワーズと、洋梨と栗のコンポートが散りばめられた口溶けのよいメープル風味の生地が組み合わせられていて、深みある味わいがリッチに広がります。

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 オリジナルの型を使ってシガレット生地で表現された薪の質感も素敵すてきで、生菓子ではないので、しばらくは部屋に飾って楽しめるのもうれしいところ! クリスマス気分が一気に盛り上がります。
 「ご自身で味わうのはもちろん、贈りものとしても楽しんでもらいたくてつくりました」と話すのは、シェフ・パティシエの寺井則彦さん。生菓子にも引けを取らない華やかさと多彩な味わいを備え、本場フランスのトップパティシエたちも一目置くケーク(パウンドケーキ)の数々は、寺井さんの代表作と言えます。それをビュッシュ・ド・ノエルとして楽しめるなんて! 冬らしいコクとぬくもりある味わいが、心と体にじんわりしみ渡っていきます。

ケーク オー ビュッシュ
  (小)2800円(税込み)
店舗 エーグルドゥース 
東京都新宿区下落合3-22-13
03-5988-0330
10:00~19:00
定休日 月曜(祝日の場合は営業)、火曜

瀬戸 理恵子(せと・りえこ)
フードエディター・ライター

 瀬戸 理恵子(せと・りえこ) フードエディター。 1971年東京都生まれ。銀行勤務を経て2000年にパリへ製菓留学し、エコール・リッツ・エスコフィエ、ル・コルドン・ブルー パリで菓子ディプロムを取得。ピエール・エルメ氏のもと研修を重ねる。2001年帰国し、月刊誌「料理王国」、「料理通信」の編集部を経て、2009年独立。お菓子を中心にフリーランスのフードエディター・ライターとして活動中。監修・共著に「東京手みやげ 逸品お菓子」(河出書房新社)など。このほか、「『オーボンヴュータン』河田勝彦の郷土菓子」(誠文堂新光社)など、パティシエの書籍製作も手がける。

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