4匹の茶トラが出迎えてくれるこの場所は、東京・新宿2丁目にある「カフェ・ラバンデリア」。カフェですが、ライブなどのイベントも時々行われています。この店の看板猫は4匹の茶トラ猫(8歳)。4きょうだいなので当然そっくりですが、よ~く見ると、顔つきも性格もそれぞれ違っています。そんな4匹が織りなす「茶トラ猫劇場」をリポートします。
「カフェ・ラバンデリア」の店内はまるで書店のよう。たくさんのビジュアル本や個性的な本が並んでいます。本棚を背景にキリッとしているのは、赤い首輪が目印の長女のミシファス。
緑の首輪の妹サビラ。口元の白い毛が4匹の中でも多めで、やさしい顔立ちです。性格はおおらかだとか。人懐っこいけど抱っこは嫌い。
マイペースな黄色の首輪のクチマリー。お目目ぱっちりタイプ。自由気ままに行動しますが、兄のキロバティオにくっついてます。
再び、長女的存在のミシファス。茶トラ猫はおおらかで物事をあまり気にしない性格といわれていますが、彼女はちょっと神経質。顔つきに表れてますね。
唯一の男の子、キロバティオ。茶トラ猫の性別は、ほとんどがオスと言われています。4匹のきょうだいなら、オス3匹+メス1匹のパターンが多いのですが、メス3匹+オス1匹はめずらしい。
また、茶トラ猫の性格は比較的おおらかなタイプが多いのですが、赤い首輪の長女は、とっても神経質。
4匹もいると、きょうだいでも小競り合いは日常茶飯事。でも、生真面目なミシファスに対し、キロバティオが数か月前にちょっかいを出してから2匹はすっかり険悪な仲になってしまったそうです。
キロバティオはオスらしく天真爛漫で、甘えん坊な性格ですが、唯一の男の子として気苦労もあるもかもしれません。
生後1か月の頃、店の隣の駐車場で保護されたきょうだい。引き離されることなく、一緒に過ごせているのだから、ケンカしないで4匹仲よく過ごしてもらいたいものですね。
4匹は、それぞれ窓から外を眺めたり、店内の好きな場所で自由に過ごしたりしています。もともと人懐っこいタイプの猫たちなので、運悪く寝ていなければ、お相手をしてくれそうです。
お店のオープンは昼2時から夜10時まで。ソフトドリンク300円~、アルコール類350円~のリーズナブルな価格。個性的な本をパラパラめくりつつ、猫たちの行動を観察するのも楽しいですね。
「ラバンデリア」という店名はスペイン語で「洗濯屋」のこと。ここが元クリーニング屋さんだったので、名づけられたそうです。このお店は現在、17人の共同オーナーで運営されています。
「カフェ・ラバンデリア (Cafe Lavanderia)」
東京都新宿区新宿2-12-9 広洋舎ビル 1F
TEL 03-3341-4845
14:00~22:00 月曜(最終月曜日は営業)・火曜定休
![]() 6月15日発売「どやにゃん」南幅俊輔著。(辰巳出版、842円・税込み) |
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