“食べるビューティースポット”日比谷に誕生

ごほうびフード×ぐるなび

心とからだをニュートラルに戻す精進料理

 

 すてきなレストランやワンランク上の手土産など、最高の“おいしいごほうび”情報をお届けします。

 オープンしたばかりの注目の大型複合施設「東京ミッドタウン日比谷」には、最先端の“おいしい”が集まっている。気軽なフードホールや酒場、立ち飲みスタンドから、ハイクラスな寿司(すし)、フレンチ、イタリアンまで、趣向を凝らした食が一堂に集う。しかも、日比谷駅直結なので、駅から出てすぐに楽しめる。

 そんな食いしん坊にとって夢のような場所に、コスメブランド「THREE(スリー)」が開いたのは、レストラン&デリ「REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA」。「THREE」と言えば、ナチュラル志向なスキンケアとモードなメイクアップで国内外の女性に人気のコスメブランド。東京・青山のカフェに続き、同社2店舗目となる飲食店で、レストラン、デリカテッセン、ショップの3ゾーンからなる、体の内外から総合的に美を提案するコンセプトショップだ。

 自分を尊重し、自然体で生きることこそ、最高に美しい。外側だけのケアにとどまらず、体の内側から美をつくる。そんなブランドコンセプトを、“MODERN SHOJIN”=モダン精進という料理に落とし込んだ。国内でとれる旬の野菜を主役にした色彩豊かな品々は、古くから伝わる精進料理を現代の発想と解釈で表現したのだそう。

精進料理と美容のおいしい関係。

  東京ミッドタウン日比谷2階の吹き抜けを囲むように連なるショップやレストランの並びにある「REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA」。グレートーンを基調としたスタイリッシュな店内には、キッチンを囲む大きなカウンター席、電源のついたコミューナル(相席)テーブル、大きな窓から日差しが入るゆったりしたテーブル席がある。レストランとして、そしてデリとしても活用でき、一日を通して様々な要望に応えてくれる。

 まずは、同店のシグネチャーメニュー「季節のお膳PLATTER」(2800円)から。甘酒(もしくは果実酒)、ごまどうふから始まり、7品のお菜、飯物、甘味、汁物と続き、食後にはお手製のボタニカルティー。どの一品も食材本来の味わいを力強く感じる、シンプルながら、すっと体になじむ優しいものばかり。過度な装飾を削ぎ落としつつ、ひとひねり加えて作り込まれた精進料理だ。

 例えば、最初の一皿「ごまどうふ」。もっちりとした濃厚なごまどうふには、ほんのり柚子胡椒(ゆずこしょう)が香るオリーブオイルがたらされている。春らしい桜を浮かべた甘酒ともよく合い、次の一皿への期待が高まる。

 続いて、7品のお菜、飯物、甘味が小さな角皿で並べられたお膳。黄美人参と文旦のマリネ、(ふき)のテリーヌ、新じゃがのニョッキなど、日本らしい春の食材がちりばめられている。中でも印象に残ったのが「(かぶ)のムース」。蕪のすり流しを葛粉で固めてムースにし、ピスタチオ餡を中に詰めたユニークな一皿だ。ふわふわの蕪のムースの繊細さと、ピスタチオ(あん)の豊かな香りが見事にマッチし、一口一口をゆっくり大切に味わいたくなる。

 甘味の「抹茶の寒天」。小さくかわいらしい深緑の抹茶(かん)の上には、純白のマスカルポーネムース。口に含むと一気にひろがる抹茶の深い苦味を、マスカルポーネムースの甘味が優しく受けとめる。

 

 そのほか、飯物、汁物がつき、最後まで飽きずに楽しませてくれる。こちらはテイクアウトも可能で、ちょっとしたピクニックにもおすすめだ(ごまどうふ、汁物、甘酒はイートインのみ)。

プルプルもちもちの甘味でパワーチャージ

 さて、疲れたら食べたくなるのがスイーツ。同店では、パウンドケーキやマフィン、ショートケーキなどの洋菓子から、わらび餅や抹茶羹などの和菓子までそろう充実ぶり。桜や生姜、ほうじ茶などの和の食材が用いられ、グルテンフリーで白砂糖は使わない。ナチュラル志向のメニューばかりだ。

 中でも、本わらびから作られるプルプルもちもちの「わらびもち」(700円)はぜひ味わってほしい一品。きな粉ではなくヘンプ黄粉が、黒蜜ではなくメープルジンジャーソースがかけられたユニークさが印象的。

 ともにいただいた「抹茶レモネード」(650円)は、自家製シロップから作られ、レモンの風味がとても爽やか。ドリンク類はすべてテイクアウト可能だ。

 仕事で、ショッピングで、旅で疲れを感じたら、こんな優しいスイーツたちが待つ同店でパワーチャージを。

 同店の提案する“MODERN SHOJIN”の根底には、「地産地消」や「身土不二」といった「自然」と向き合う思想が流れている。せわしなく生きる私たち現代人の心と体を、本来あるべき健やかで美しい姿に導いてくれそうだ。 (メニューはすべて取材時のもの)

 (ライター・望月実香子、カメラマン・片桐圭)

[店名] REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA
[住所] 東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷2階
[営業時間] 11:00~23:00(デリカテッセンは~21:00)
[定休日] 東京ミッドタウン日比谷に準ずる
[問合せ先] 03-6831-4620(レストラン)

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