「ORIGAMI」が魅せる新しいストロベリーディナー

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イチゴづくしのディナーコース

 寒い季節、春の訪れを待つようにスタートするのが、ホテルダイニングの「ストロベリーフェア」。今年もたくさんのホテルで趣向を凝らしたイチゴスイーツが登場している。そのなかでも、ディナータイムにイチゴづくしのコースを食べられると話題なのが、ザ・キャピトルホテル 東急オールディダイニングの「ORIGAMI(オリガミ)」。イチゴとディナーのどんな競演が待っているのか心を躍らせながら、ホテルに向かった。

 ザ・キャピトルホテル 東急は、地下鉄の溜池山王駅と国会議事堂前駅に直結。3階ロビーに隣接する「ORIGAMI」は、和モダンのりんとした雰囲気のある空間だ。全面のガラス窓からは、静ひつな日本庭園が見えるが、店内はいつの時間もにぎわっている。ホテル開業以来、受け継がれてきた排骨拉麺(パーコーメン)やオムライスが名物で、最近はココット料理やエディブルフラワーを使ったランチも女性に人気を博している。

 ここの「ストロベリーフェア」は、年に何度か開催される同ホテルのフェアの中でも一番人気。ディナーコースは、全5品が提供される。

イチゴの愛らしさがいっぱいの前菜でコースがスタート

 まず運ばれてきたのは、「イチゴとフォアグラのテリーヌ」。ピンク色のフォアグラの上にピスタチオとイチゴ、エディブルフラワーがのせられ、さいの目状にカットされたイチゴが敷き詰められている。その愛らしい一皿、笑顔で迎えずにはいられない。口に運ぶと濃厚なフォアグラとイチゴの甘酸っぱさがフレッシュに溶け合い、ピスタチオの香ばしいハーモニーが重なる。「フォアグラとイチゴとピスタチオは、バランスの良い組み合わせですよね」との中村直人シェフの言葉に、思わず大きくうなずいた。

 続いての「イチゴとお米の冷製ポタージュ バニラ風味のエスプーマとともに」は、カクテルグラスに入ったキュートな一皿。イチゴのポタージュを米でのばし、さらにエスプーマで泡のアクセントがつけられている。イチゴの酸味が米で和らぎ、後味はふんわりとした余韻で終わる。どこまでもやさしい味わいだ。添えられたイチゴをパクつくと、より果実の味が凝縮したように思えた。

肉料理は、ひときわ華やかなお菓子仕立て

 3皿目はメインとなる「イチゴとビーフのフロレンティン お菓子仕立て」。マッシュポテトホウレン草が入った緑の土台に鮮やかな色の牛肉、イチゴ、チーズが重ねられ、チーズの上には花畑のようにイチゴやミントが飾られている。これまでも目に楽しい2皿が続いたが、メインにはいっそうの華やぎがある。ミルフィーユのようにザックリと上からナイフを入れ、4層を慎重に口に運ぶ。マッシュポテトのクリーミーさとイチゴの甘さ、チーズの香ばしさをまとった牛肉のうまみが、バルサミコソースで引き立つ。イチゴの香りがふわりと鼻をくすぐるのも心憎い演出だ。

 最後のデザートである「ストロベリーロマノフ」は、ストロベリーフェアに欠かせない伝統の味。これを食べなくてはと訪れるファンも多いとか。グランマニエでアクセントをつけた新鮮なイチゴに、マスカルポーネが入った生クリームとバニラアイスが一緒になると、やはりおいしい。クリームがエスプーマ状(泡)になっているので、味わいは濃厚だが口当たりが軽く、いくらでも食べられる気がする。

ストロベリーディナーに表れたホテルの真髄

 イチゴを中心にしたフルコースは、心ときめく味わいで、ひと足先に心と体に春風が吹いたようだった。ストロベリーフェアはホテル開業以来続く伝統のイベントではあるものの、ディナーコースの提供は昨年から。しかも今年は昨年とは違うコース内容となっている。イチゴを食事メニューに仕立てるのには、やはり苦労もあるそう。

 特にメインの牛肉にイチゴの組み合わせは、うまくまとめるために意外にも和の手法である「照り焼き」をヒントにしたそう。「バルサミコソースには実は、しょう油を入れています。イチゴもバーナーでキャラメリゼして焼いたところ、うまくマッチしました」と中村シェフ。「ORIGAMI」をはじめとしたザ・キャピトルホテル 東急のコンセプトは、「不易流行」。伝統を大切にしながら革新していきたいという思いがある。ストロベリーディナーコースにもその真髄が表れていた。

ランチやアフタヌーンティーにもイチゴ尽くしのコースを用意

 「ORIGAMI」は早朝から深夜まで営業するオールデイダイニング。ストロベリーフェアは、ディナータイムだけでなく、ランチタイムと昼下がりにもそれぞれのセットが用意されている。ランチコースは、「イチゴと海老のスパゲッティ カラスミの香り」をメインにした全4品。海老汁を絡めたサラダ仕立てのスパゲティーには、大きなあまおうを大輪の花に見立てた花畑が広がる。

 また、午後にいただける「ストロベリートリート」は、メインにイチゴのフレンチトーストかイチゴのサンドイッチを選べる全3品のコースとなっている。1日3回、イチゴの可憐さと風味を存分にいかしたストロベリーフェア。どの時間帯に行くべきか、思いを巡らすのも楽しいかもしれない。

(ライター/岡本のぞみ、カメラマン/岡本寿)

【ストロベリーフェア2018概要】
開催期間:~3月31日

ランチコース(11:00〜14:30ラストオーダー) 3800円
・生ハムとイチゴのパイ仕立て マスカルポーネソースイチゴの冷製スープとともに
・イチゴと海老のスパゲッティ カラスミの香り
・小さなイチゴのパフェ
・コーヒーまたは紅茶

ストロベリートリート(14:30〜17:30 ラストオーダー) 3800円
・ストロベリードリンクまたはストロベリーカクテル
・イチゴのフレンチトーストまたはイチゴのサンドイッチ
・ストロベリーティー

ストロベリーディナーコース(18:00〜21:30 ラストオーダー) 8500円
・イチゴとフォアグラのテリーヌ
・イチゴとお米の冷製ポタージュ バニラ風味のエスプーマとともに
・イチゴとビーフのフロレティン お菓子仕立て
・ストロベリーロマノフ
・イチゴのフレーバーティーまたはコーヒー

※すべて税金・サービス料込み

[店名]オールディダイニング ORIGAMI(オリガミ)
[住所]東京都千代田区永田町2-10-3 ザ・キャピトルホテル 東急
[営業時間]6:30〜24:00
[定休日]無休
[問い合わせ先]03-3503-0872
[ホームページ]https://r.gnavi.co.jp/909h444h0000/

 

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