今年のバレンタインは本格志向のカカオを堪能

ごほうびフード×ぐるなび

 人知れず頑張っているあなたへ。すてきなレストランやワンランク上の手土産など、女性にとって最高においしい“ごほうびフード”情報を、ぐるなびがお届けします。

■本場のパリジェンヌをもうならせる人気店

 2月14日のバレンタインデーに向けて、そろそろチョコレート選びをしなければならない。大切な人に贈るのはもちろん、併せて自分へのごほうびも買いたいところ。手に取るだけで華やかな気分になれるショコラもかれるし、シェフがこだわりぬいたとびきり濃厚な本格的な味も捨てがたい――そんな思いをすべてえてくれるのが、チョコレートの本場であるフランス・パリで大人気のショコラティエ「CHAPON(シャポン)」。2017年に、日本1号店を東京・自由が丘にオープンした。

 人気の秘密は、カカオ豆(ビーン)がタブレット(バー)になるまでの工程を一貫して行う「Bean to Bar(ビーン・トゥ・バー)」と呼ばれる製法。シェフであるパトリス・シャポン氏、自らが世界中の産地に赴き、苗から育成を手掛け、自社工場で加工も行うことで、カカオの味わいを最大限に引き出すショコラを作り出している。カカオだけでなく、ショコラに使用するナッツも同様の製法を採用。自家製のプラリネは、軽やかな食感と引き出された香ばしさが相まって魔法にかけられたような味わいを醸し出す。

■カラフル or シンプルの二枚看板商品

 シャポンのラインアップのなかでも不動の人気を誇るのが、まるで宝石箱のような美しさの「コフレ12アガーツ」。アンティークジュエリーに用いられる瑪瑙めのうをイメージしたデザインがプリントされたホワイトチョコレートは、食べるのがもったいないほどの可憐さだ。口に運べば香ばしいプラリネとなめらかな舌触りが心地よい。

 シャポンの代表作ともいえるもう一品は、シンプルなたたずまいが凛とした輝きを放つ「プルミエ8ドームズ」。世界最大のチョコレートの祭典「サロン・ド・ショコラ パリ」で2007年と2011年の2度も金賞を受賞し、世界中のチョコレート愛好家をとりこにしている逸品だ。はじめはビターだが、徐々にヌガティーヌの甘さが追いかけて来る。隠し味の塩味がさらに味の奥行きを出し、ザクザクとした食感と、ナッツの芳醇ほうじゅんな香りが鼻に抜けてゆく。ゆっくり、じっくりと時間をかけて味わう贅沢(ぜいたく)な味わいだ。

■気分に合わせてチョコを選べる、さながら“カカオ図鑑”

  男性にプレゼントするなら、ちゃめっ気たっぷりな遊び心もさりげなく添えたいところ。そんな意図を伝えると、「男心をくすぐるような、眺めているだけでもワクワクできるチョコレートがありますよ」とショップマネジャーの山本絵美子さんに紹介されたのは、エキゾチックなフラミンゴが表紙の“図鑑”。中には、産地ごとにナンバリングされた12種のタブレットがずらりと並んでいる。

  ビーントーバー製法の真骨頂を味わえる、その名も「カカオワールドセレクション」。フラミンゴの表紙を開くと、中面には「FRUITY」「NUTTY」などフレーバーと番号の対応表が。タブレットに記載の番号と照らし合わせて選べる、楽しい仕掛けだ。今の気分は、フルーティーでありながらそれでいてカカオらしさをずっしりと感じたいところ。説明に従い、「8」と番号がふられた「ニカラグアチュノ」をいただくと、みずみずしいベリーのような酸味が口いっぱいに広がった。

■バレンタイン限定商品は見た目にも美しく

  年に1度の特別な日のために作られるバレンタイン限定商品も、もちろん展開されている。鮮やかな赤をあしらったハート形の「バレンタイン限定 プレミアムショコラ」が今年もお目見えする。華やかな見た目とは対照的に、パワフルなカカオの余韻を感じられ、本格志向のショコラ好きをうならせること必至。自身も大のチョコレート好きという山本さんも「普段、ホワイトチョコを敬遠しがちな方にもぜひ試してみてほしい」と太鼓判を押す。

 ボヘミアン風なターコイズブルーが特徴的なデザインをはじめ、スリーブ(外箱)は在庫次第でセレクトできるのもうれしいところ。自由が丘店のほか、東京都内の百貨店のバレンタイン催事に出店するアンテナショップでも購入可能だ。

■クリエイティブなショコラの源は誰もが持つ童心

 シェフ・シャポンのキャリアの原点はバッキンガム宮殿のパティシエ。プリンセス専属のアイスクリーム職人として培った感性は、ショコラティエとしての信頼はもちろん、パッケージデザインでも遺憾なく発揮されている。あるときはまぶしいほどカラフルに、またあるときはノスタルジックに――「デザインのヒントは、子供時代の記憶から。常識にとらわれず、何にだってチャレンジできた勇気や遊び心を大切にしたいという思いが込められています」(山本さん)。

 本場のパリジェンヌも感服させる味わい、カカオにかける手間暇と情熱、心をくすぐるクリエイティブ。五感すべてが満たされていくようなシャポンのチョコレートは、大切な人と共有したくなる不思議な魅力であふれていた。(ライター/麻林由、カメラマン/片桐圭)

[商品情報]※すべて税込み
コフレ12アガーツ 6,620円(12粒入り)
プルミエ8ドームズ 4,530円(8粒入り)
カカオワールドセレクション 7,500円
バレンタイン限定 プレミアムショコラ 2,900円
(※ショコラの柄は選択不可、1月末以降順次取り扱い予定。詳細は要問わ合せ)

[店名]CHAPON自由が丘店
[住所]東京都目黒区自由が丘2-8-8 ル・シェル・ブルー102
[営業時間]10:00~20:00(カフェスペースは19:30ラストオーダー)
[定休日]無休
[問い合わせ先]03-6421-2920