アートな猫を楽しむ庭園美術館

いろいろな猫の生き方(21)

 千葉県成田空港近くの「松山庭園美術館」は、芸術家の此木三紅大このきみくおさんのアトリエを公開している美術館。10匹ほどの猫たちが館内や庭を自由に行き来しています。作品を鑑賞しつつ、テラスや縁側から、のんびり猫たちを眺める時間の贅沢ぜいたくなこと。

エントランスから趣のある日本庭園が続きます。四季折々の景色を見せる、手入れが行き届いた庭には、此木氏の作品が点在しています。
ふらっと視界に入ってくる猫たち。彫刻のように庭にたたずんでいたり、人懐っこかったり。此木夫婦に飼われている猫が、気ままに過ごしています。
猫好きの此木氏らしく猫モチーフの彫刻作品が。猫と作品とのツーショットも絵になります。
芝生の広場に置かれた鉄の彫刻作品。キャットタワーとして遊んで、やりたい放題?
まるで作品の一部のように、猫たちもポーズをとってくれる?
気配を感じて上を見ると、木登りパフォーマンス中。訪れたこの日は猫たちがよく登っていました。
日本家屋には、それぞれ趣向をこらした展示室があります。作品を鑑賞したあとは、喫茶コーナーへ。猫と作品を眺めながらほっこりできます。
洋間には此木氏がコレクションした作品を中心に展示。中央の絵は、猫好きでも知られる画家、藤田嗣治のドローイングです。
此木さんは、とても話好きで知識が豊富。猫やアートの話がつきませんでした。奥さまやスタッフの方も気さくに話しかけてくれます。
彫刻だけでなく、此木さんの絵画や詩にも猫がよく登場します。猫は姿や形もさることながら、その内面、神秘性でもアーティストを魅了するのでしょう。
猫の奥深さに触れることができる「松山庭園美術館」は、金・土・日と祝日のみ開館。毎年春から夏にかけては、猫をテーマにした大規模な作品展が開催されています。詳しくはオフィシャルサイトでご確認ください。

松山庭園美術館
千葉県匝瑳市そうさし松山まつやま630 電話/0479-79-0091
開館日/金・土・日・祝日
開館時間/10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
7、8月は18時まで開館
アクセス:JR総武本線「八日市場駅」からバスで10分(「松山神社前」下車徒歩7分)
オフィシャルサイト/http://matuyamaartmuseum.web.fc2.com/

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル子猫カレンダー2018』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』『どやにゃん』ほか

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