“兄貴と舎弟”の仲良しコンビ

いろいろな猫の生き方(17)

 おいしい食事とコーヒー、それに2匹の看板猫がいる喫茶店「カフェ アルル」は地下鉄「新宿三丁目」駅から徒歩5分にあります。アンティークな家具が並ぶクラシックな印象。まさに昭和の香りのする喫茶店です。重厚な雰囲気なのに親近感があるのは、2匹のかわいい看板猫、兄貴分の「次郎長」と甘えん坊の弟分「石松」の存在からでしょうか。

2匹は初代の「五右衛門」くん(19歳で大往生)の跡をついで2015年から看板猫に就任。特に次郎長は、白黒ブチ柄と、堂々とした性格も引き継いだ頼もしい看板猫です。
仲良しの2匹、6歳の次郎長が年下の石松(2歳)をリードしていることも多い。では、私の脳内での2匹の会話を聞いてください。
初代も大好きだった背もたれの上、2匹のお気に入りの場所です。「よし、看板猫ならこの特等席にいないとね、石松!おまえも来い」
背もたれの上は、店に入ってくるお客さまと目が合う場所でもある。「お控えなすって、あっしらがこの店の看板猫でござんす」
2匹は自由に店内を移動する、次郎長がおもむろに移動。「さあて、今度は店内のお客にあいさつするかな」
奥まで行って振り向く次郎長。「よし、次の口上はここでやるぞ、石松ついて来い」
実は石松はマイペースな性格。「もう、めんどくさいな、猫なんだから、自分の好きに動きたい」
石松は人を好きな猫でもある。「口上より、お客さんに甘える方が楽しい」
客層も幅広く、ご近所の常連さんから、ふらり入店さん、猫目当てさんがおのおの好きな時間を過ごせる喫茶店「カフェ アルル」。もちろん猫たちも店内で気ままに過ごしています。

「カフェ アルル」
住所:東京都新宿区新宿5-10-8
電話:03-3356-0003
営業日:月~土 11:30~22:00 日曜定休
※お昼などの繁忙時やお店の都合により、猫たちに会えないこともあります。

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル子猫カレンダー2018』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』『どやにゃん』ほか

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