「猫ノ図書館」猫館長から届いたお礼状

いろいろな猫の生き方(15)

 郷里の岩手県から一通の礼状が届いた。差出人は……人ではなく、猫だった。正確にいえば「猫ノ図書館」の猫館長と人館長の連名。今年の2月22日(猫の日)にオープンした「猫ノ図書館」は、猫関連の蔵書を780冊もそろえ、猫関連のイベントも定期的に開催している。そのイベントで、私の写真パネル展を開催したことへの礼状が届いたのだ。

むぎ館長(ブリティッシュ・ショートヘア、オス・2歳)と、届いたお礼状の一部。お礼状には肉球スタンプがついている。
「猫ノ図書館」オープンと同時に、館長に就任した「むぎ」のブルーグレーの被毛ひもうが、まるでベルベットのようだ。性格はとてものんびり屋さんだそうだ。
「猫ノ図書館」は岩手県奥州市の胆沢いさわ図書館の常設コーナー。不定期だが「むぎ」が出勤の日は、ここで館長の務めを果たしている。
「むぎ館長」は、公募で選ばれた。猫館長を迎える企画の段階では、応募者が少ない場合は関係スタッフの猫を起用しようという話もあったが、なんと39匹もの応募があったそうだ。
おっと、本サイトの連載漫画「ネコメブックス」の虎之助並みに、本を整理したり、私語ににらみをきかせたりしている。さすがの「むぎ館長」!
私が訪れた日は、地元新聞の取材があり、「むぎ館長」は普段見慣れない大勢の人の姿にちょっとビビリ状態だ。
写真は「ワル猫&どやにゃん in奥州」パネル展の様子(9月3日終了)。図書館とは思えないほど、にぎやかな展示にしていただいた。
ちょっとお疲れの様子の「むぎ館長」。お気に入りの猫・ちぐらと、飼い主さんに見守られて、しばしの休憩を取っていた。

奥州市立胆沢図書館  猫本コーナー「猫ノ図書館」
岩手県奥州市胆沢区南都田字加賀谷地1-1
電話:0197-46-2133
http://library.city.oshu.iwate.jp/

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル子猫カレンダー2018』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』『どやにゃん』ほか

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