ベトナム・ハノイ旧市街の招き猫

いろいろな猫の生き方(14)

 ベトナムは2度目の訪問。1度目のホーチミンでは、犬が多く、猫は1匹も見かけなかったのに、ここハノイでは何匹かの猫に出会えた。商人の街、旧市街では看板猫として客を待つ姿を多く見かけた。観光スポット「ハノイ大教会」近くで、熱心にお客さまを招く子猫がいた。

ここでは、歩道にお店を出すのが当たり前のようだ。店員さんも看板猫も道路で待機。
夜店でも看板猫は大活躍。“可愛かわいいアピール”に、思わずしゃがみ込んで、スマホを向ける猫好きな旅行者もいる。
この夜店の茶トラ猫は、ほんとに接客上手で私にもウルウルとした瞳を向けてくる。
朝の市街を散歩して、ハノイ大教会からホテルに戻る途中、フォー専門店で看板猫を発見。
すぐ近くに朝からとてもにぎわっている別のフォー専門店があるが、この店は猫も店主も暇そうだ。
すると、店の奥から助っ人が登場? まだ歩くのもおぼつかない子猫がこちらに向かってくる。
子猫は三つ指をついて、「食べてかない?」とこちらをジーっと見つめているようだ。
母親の茶トラ猫が、鳥に気をとられている間も、ずっと私にアピールする子猫。
写真を撮っている姿を見て店主も外に出てきたが、実は帰ってそろそろ荷造りする時間だ。後ろ髪を引かれながらホテルに戻った。ハノイ旅行に行った際は、招き猫のいるフォーのお店に、ぜひ一度入ってみては?

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル猫カレンダー2017』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』『どやにゃん』ほか

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