妖艶 踊り子のようなカンボジアの猫

いろいろな猫の生き方(12)

 遠くに見えるのは、世界遺産の「アンコールワット」。そう、この猫は、世界遺産の地に暮らすカンボジアの猫。タイなどの東南アジア、特に田舎では、風通しのよい住宅事情もあって、猫を室内飼いする人は少ない。だから旅先で猫に出会える確率は高い。カンボジアでも寺院や土産店で、たくさんの猫たちを目撃した。

朝日とアンコールワットを目指して訪れた観光客に、ごはんをおねだりしていた猫
カンボジアの猫は、顔や体がシャープなタイプと日本の和猫のようなぽっちゃりタイプに分かれる。この白黒猫は後者だが、動きが柔らかく、妖艶な雰囲気。まるで、この国の伝統舞踏「アプサラ」の踊り子のようだ

背中でスリスリしているのだろうが、体のくねらせ方がちょっと妖しい
観光客向けのレストランでの踊り子さん。伝統舞踏「アプサラ」はしなやかなしぐさ、柔らかい手の動きに引きこまれる

お寺で暮らす猫たち

 「アンコールワット」はヒンズー教寺院の遺跡だが、町には仏教寺院が点在している。その敷地内で、猫や犬たちは僧侶たちの世話を受けてのんびり暮らしている。

ごはんタイムで、僧侶についていく猫たち。後ろに見えるのはお寺で生活する僧侶の居住スペース

私服(というか上半身裸)の僧侶に、やさしく、大切に抱っこされている、スラリと細長いタイプ(脚長?胴長?)のカンボジアの猫

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル子猫カレンダー2018』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』『どやにゃん』ほか

ソトネコ facebook sotoneko

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