イケメンなボス猫の条件…顔編

いろいろな猫の生き方(8)

 「ボス猫」になるには、経験を積んだ「おとなの中年猫」が圧倒的に有利だが、下克上の世界だけに若手が老ボスを倒したり、メスのボスが誕生することもある。ボスはただの乱暴者ではなく、その存在によって秩序が保たれるバランサーでもある。また、意外とボス猫は整った顔立ちをしている。すごみのある彼らの写真からその辺を確かめて欲しい。

ボス猫は、筋肉の発達と被毛の流れで顎まわりの部位「エラ」が大きくなる。このエラのすごみに圧倒され、見落としがちだが、目鼻立ちがきりっとしたイケメンなのだ。
ボス猫はキジや茶トラのトラ猫がほとんどだ。だからこの白黒猫のボスは珍しいのだが、この地域にはトラ猫が居ないという幸運があってか、この猫がボスのようだ
このキジ白は若い頃からボスの座についていたが、以前の細い顔と体に貫禄がつき、このように一目で分かる「ザ・ボス」というにふさわしい姿になった。素質とは生まながら持っているものかも知れない
ボス猫はあまり人を警戒しないから、案外いい被写体だったりする。レンズが鼻先にあっても余裕の構え
ボスは行動範囲(縄張り)が広いので、興味を持った人間にはまとわりついてきて「どや顔」を向けてくる
なぜかモデルのようにで次々とポーズ変えてくれる「ボス猫」も多い。自分大好きなのだろうか
孤高なボス、面倒見の良いボス。ひとくちにボス猫といっても性格に差がある。ボスのタイプがその地域の猫社会に反映されるが、ボス不在こそ地域の猫たちが怖れる状態だろう

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル猫カレンダー2017』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』『どやにゃん』ほか

ソトネコ facebook sotoneko

南幅俊輔写真展「ワル猫&どやにゃんin 奥州」

場所:奥州市立胆沢図書館 (猫ノ図書館&猫ギャラリー)
開催日時:7月25日(火)~8月20日(日)火~日9:30-19:00 月・祝日休館
電話:0197-46-2133
奥州市ホームページ
 怖い、可愛い、笑っちゃう、ワル猫&どやにゃんが夏休みの1か月間、図書館内に勢ぞろいします。「行くぜ!東北。」

怖い! かわいい!笑っちゃう?ドヤ顔だけ集めたねこ写真集。
6月15日発売「どやにゃん」南幅俊輔著。(辰巳出版、842円・税込み)
「ワル猫だもの」南幅俊輔著(SUN-MAGAZINE MOOK刊、800円・税込み)
「サーバルパーク」南幅俊輔著(マガジン・マガジン刊、800円・税込み)