野性味あふれる「ソトネコ」たち…体編

いろいろな猫の生き方(7)

 「ソトネコの」世界では、猫たちのトップに君臨する「ボス猫」が存在している。猫たちの住む地域ごと(半径500メートルから1キロメートル)に1 匹づつ、一番強い者がボスの座につく。また、実際にケンカが強いのも大事だが、威嚇で勝負がつくこともあり「見た目が強そう」がけっこう重要だったりする。そんなボスたちの筋肉質で大きな体を見てみよう。

「キジトラボス」佐賀県の島に住むボスは一見短足に見える。けれどこれは手足についた筋肉のせい。ボスの四肢はがっちり太いものなのだ。
爪研ぎ姿がいかにも強そう。飼い猫ではなかなかみられないたくましさだ。
「サバトラボス」先に登場したボスと島の縄張りを分け合う、もう1匹のボスがいる。キジトラが東のボスならサバトラは西のボス。お互いの縄張りを越境することはない。

「ラスボス」出会った猫の中で、最もラスボス感が強いのが伊豆半島で出会ったこの猫。縞模様もはっきりせず、猫というより猫科のけもの的な体でヒョウのようだ。
「茶トラボス」大分県の島に住む茶トラボス猫を上から見たところ。ボスにあいさつをするメスとの体の大きさの違いがはっきりわかる。
冬使用の被毛に包まれて筋肉質な体が隠れてしまっていが、逆にその被毛のおかげで顔が大きく見える。顔が大きいことはボスの大事な条件になる「ボス猫の顔編」は次回紹介する。

※キジトラ→こげ茶色の毛色に縞模様が入っている猫
サバトラ→グレーの毛色に縞模様が入っている猫

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル猫カレンダー2017』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』『どやにゃん』ほか

ソトネコ facebook sotoneko

南幅俊輔写真展「ワル猫&どやにゃんin 奥州」

場所:奥州市立胆沢図書館 (猫ノ図書館&猫ギャラリー)
開催日時:7月25日(火)~8月20日(日)火~日9:30-19:00 月・祝日休館
電話:0197-46-2133
奥州市ホームページ
 怖い、可愛い、笑っちゃう、ワル猫&どやにゃんが夏休みの1か月間、図書館内に勢ぞろいします。「行くぜ!東北。」

怖い! かわいい!笑っちゃう?ドヤ顔だけ集めたねこ写真集。
6月15日発売「どやにゃん」南幅俊輔著。(辰巳出版、842円・税込み)
「ワル猫だもの」南幅俊輔著(SUN-MAGAZINE MOOK刊、800円・税込み)
「サーバルパーク」南幅俊輔著(マガジン・マガジン刊、800円・税込み)