ドヤ顔をする猫「どやにゃん」

いろいろな猫の生き方(5)

「猫島」で暮すドヤ顔の「どやにゃん」たちをご紹介します

 私の場合、猫を撮影するときは、だいたい接近戦です。それは猫の顔を肉眼で見たいから。望遠レンズをつけないで猫に臨むと逃げられることも多く、中には立ち向かうようにカメラをにらみつけてくる猫もいます。目を細めたり、首を傾けたり、カメラをメチャクチャ意識する表情はとても豊かです。一般的にネコ科の動物は無表情だといわれていますが、そんなことはありません。中には「俺ってすごいだろ」と得意げにドヤ顔をする魅力的な猫たちもいます。

九州の「猫島」では、堤防の上にいた茶トラ猫と遭遇しました
たまにカメラやレンズに触れようとする猫もいます。この猫の伸ばした手が長くてビックリしました。よしっ、君を「手長どやにゃん」に認定しよう
ところ変わって、沖縄の竹富島のビーチで過ごす2 匹の猫です。ぼんやり顔の白黒ブチ猫と、切れ長の目が特徴の三毛猫です
メス(♀)だと思われる三毛猫が体をのけぞらせドヤ顔をしました。この猫も「ビーチどやにゃんん」として決定です

子猫だって「どやにゃん」

 たくましい生き様を見せつけるための、自信に満ちたドヤ顔。実はひとり立ちする前のソトネコの子猫も、大人顔負けのドヤ顔をします。いつもはママに甘えているのに、かまってくれない時のスネ顔なのでしょうか?なかなか板についたドヤ顔を披露してくれます。小さな体でドヤ顔をする「チビどやにゃん」たち、そのアンバランスなかわいらしさを紹介します。

プランターの前で心細そうなハチ割れの子猫。目がウルウルしています。その場でしばし固まったような状態でじっとしていました
そんな不安げな気持ちを吹き飛ばすかのように、気持ちの良い見得切りポーズをしています。あごを上げてこの状態をキープし続ける「見えきりどやにゃん」です。
湯上がりのおっさんのような、だらしない座り方です。毛柄の色が湯上がりの赤くなった肌のような色です。表情も何か言いたげな感じの「おっさん風どやにゃん」です
普通に子猫らしい姿勢をしていれば、かわいい子猫なんですけどね
瀬戸内の「猫島」で暮らしている子猫。たくさんの親戚猫や兄弟猫の中、あちこちで悪ガキぶりを出しまくったり、もはや乱暴者の風格さえ漂っています。のんびり過ごしている大人猫の尻尾に飛びついたり、兄弟にもちょっかいを出しまくり常にいたずらのチャンスをうかがっていました
大人の尻尾をゲットしたら、すかさず噛みつきます。めるものなら、なんでもガブガブしまくる「かみつきどやにゃん」です

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル猫カレンダー2017』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』『どやにゃん』ほか

ソトネコ facebook sotoneko

怖い! かわいい!笑っちゃう?ドヤ顔だけ集めたねこ写真集。
6月15日発売「どやにゃん」南幅俊輔著。(辰巳出版、842円・税込み)
「ワル猫だもの」南幅俊輔著(SUN-MAGAZINE MOOK刊、800円・税込み)
「サーバルパーク」南幅俊輔著(マガジン・マガジン刊、800円・税込み)