猫との暮らしを疑似体験 宿泊できる猫カフェ

いろいろな猫の生き方(4)

 猫好きさんにはおなじみの猫カフェ。ここ最近は、内装もオシャレで、猫の種類を限定した店なども表れ、各店ごとに猫好きの人で一杯だ。中でも増えているのが、里親とのを出会いの場の「保護猫カフェ」もそのひとつ。もちろん、住宅事情で里親になれなくても、会いに行くことで、保護された猫たちを支援できると人気だ。そんな猫カフェの中でも珍しい、宿泊して猫との暮らしを体験できる猫カフェ「キャッツイン東京」の猫たちをご紹介します。

大きな窓に、木の温もりが感じられる内装で人にも猫にも居心地の良い店内
リビングは猫たちの過ごすスペースがメインになっている
猫との暮らしをただ体験するのではなく、朝晩スタッフと一緒に猫たちの世話や掃除をすることが義務づけられている。ここは猫と楽しく過ごすための研修施設でもある
猫を飼ったことの無い人には、猫との暮らしの疑似体験になる( Naoko Henmi)
定員4名。ドイツ製のゆったりした2段ベッド+エキストラベッドでの宿泊となる
大きな窓と開放感いっぱいの猫カフェ、「CAT’S INN TOKYO(キャッツイン東京)」 東京都板橋区宮本町52-2 1F 050-5278-0663、営業時間: 11:00~19:00(不定休)

運命の出会いを待つ猫たちとは対象的な猫「ボス」

 「キャッツイン東京」には、ここの主のような猫がいる。店内に張りめぐらされたキャットウォークから、なかなか降りて来ず、写真を撮る私を警戒した表情で見下ろしている。人間にオーラがあるように、この猫もその表情だけで「なんだおまえは」「じゃまだ」という”気”のようなものが伝わってきた。この猫の存在は強く心に刻まれた。

意志の強そうな、きれいな猫でその眼差しも強く、「人に懐かない猫もいる」のイメージカットとしてある猫雑誌に登場してもらった
3度の訪問で、初めて全身の姿を見ることができた。尻尾の長さや模様を確認できた。白い毛の多い猫だが背中の柄は確認できなかった。いつか見ることができるんだろうか
観察していると、小さな猫の面倒をよく見ていて、仲睦まじい姿も。里親が決まり、卒業していく他の猫たちを何匹も見送っているのが、この猫「ボス」だという(取材日2017年1月)

facebook キャッツイン東京

南幅俊輔(みなみはば しゅんすけ)
デザイン事務所コイル代表。ソトネコ写真家&グラフィックデザイナー

2009年猫の島「田代島」を訪れ、「ソトネコたち」の生き方に興味を持ち、月1回、瀬戸内や九州の島で猫たちの写真を撮っている。ソトネコサイトの管理者。著書に『ソトネコJAPAN』『ねこ柄まにあ』『のんびり猫旅』『ねこ暦 七十二候』『ワル猫カレンダー2017』『ワル猫だもの』『サーバルパーク』ほか

ソトネコ facebook sotoneko

『猫旅』南幅俊輔写真展。日時5月13日(土)~31日(水)、11:00~19:00(入場18:30まで)月・木曜日休廊
会場:アートコンプレックスナチュア
千代田区六番町6-5六番町アンドロイドビル
電話:03-3230-2566
「ワル猫だもの」南幅俊輔著(SUN-MAGAZINE MOOK刊、800円・税込み)
「サーバルパーク」南幅俊輔著(マガジン・マガジン刊、800円・税込み)