最新作や注目モデルが集まる世界最大級の時計の見本市「バーゼル・ワールド2017」。スイスで3月に開かれたこの見本市で、おしゃれなレディースウォッチを探してきました。
月の満ち欠けを表すムーンフェイズに注目
機械式腕時計では、「ムーンフェイズ」と呼ばれる月の満ち欠けを表す機能をもったものや、自然をモチーフにしたロマンチックなデザインのものが目を引きました。
ロレックスのムーンフェイズは、伝統と優美さを感じさせる「チェリーニ」シリーズのもの。6時の位置にあるブルーのエナメルの表示窓に、満月と新月があしらわれていて、時の経過とともに回転して、サブダイヤルの針で月の満ち欠けを知ることができます。

パテック フィリップは、「年次カレンダー4947」モデルに、シルバーの文字盤の新作を発表。文字盤の中央に月名と曜日、ムーンフェイズを配置し、6時位置の窓に日付を表示。端正な雰囲気です。年次カレンダーは、1年に1度だけの調整で、日付や曜日、月名を自動的に表示する仕組みで、この機構が特許を取得しているそうです。

ブランパンの「ヴィルレ デイト ムーンフェイズ」も、月の満ち欠けに合わせて動きます。月に描かれた女性の顔には、チャーミングな「つけぼくろ」が。付属のストラップは5種類あり、簡単に付け替えられます。レザー素材や黒のサテン地のストラップもあり、ファッションや気分にあわせてコーディネートを楽しめそう。
ブランドのアイコンをエレガントに
シャネルは、30周年を迎える「プルミエール」から、「プルミエール カメリア コレクション スケルトン」を発表。ブランドを代表するシンボルであるカメリアの花を、幾重にも重なった美しいカーブのムーブメントでかたどりました。幾何学的なデザインでありながら、ダイヤモンドがきらめき、なんとも華麗でエレガントな印象です。
ハリー・ウィンストンは、人気の「HW ミッドナイト・ダイヤモンド ドロップ 39mm」のケース径を10mm小さくして29mmにしたモデルを発表。よりフェミニンな雰囲気の新作には、自動巻ムーブメントを搭載。同ブランドが得意とするダイヤモンドのセッティング技術で、異なる3種類のサイズにカットしたダイヤモンドを配することにより、舞い散る雪とその下に広がる雪景色を表現しています。
職人の緻密な手仕事によって作り上げられる機械式腕時計。チ、チ、チ、チ…… と時を刻む音に耳をすませると、美しい夜空が思い浮かんで、ほっとひと息つけるかもしれません。(広告局・佐川悦子)
【紹介した時計】
ロレックス「チェリーニ ムーンフェイズ」自動巻き、ケース素材:18Kエバーローズゴールド、ケース径:39mm、ストラップ:ブラウン・アリゲーター、2017年秋発売予定、255万円税込み(予定価格)
パテック フィリップ「年次カレンダー4947」自動巻き、ケース素材:ホワイトゴールド、ケース径:38mm、ストラップ:ハンドステッチ・アリゲーター、2017年秋発売予定、588万6千円税込み(予定価格)
ブランパン「ヴィルレ デイト ムーンフェイズ」自動巻き、ケース素材:ステンレススチール、ケース径:29.2mm、ストラップ:レッド、ミッドナイトブルー、スカイブルーのアリゲーターストラップ、ホワイトのオーストリッチストラップ、ブラックのサテンストラップ、2017年秋以降発売、163万円税抜き
シャネル「プルミエール カメリア コレクション スケルトン」手巻き、ケース素材:18Kホワイトゴールド、ケース径:縦37×横28.5mm、ストラップ:サテン、2017年秋発売予定、2067万5千円税抜き(予定価格)
ハリー・ウィンストン「HW ミッドナイト・ダイヤモンド ドロップ オートマティック 29mm」自動巻き、ケース素材:18Kホワイトゴールド、ケース径:29mm、ストラップ:アリゲーター、2017年9月発売予定、307万8千円税込み