ロングコートの新常識は「軽やか見せ」 着こなし5選

宮田理江のモード日和

冬のコートはおしゃれを決める重要なアイテムです。はおるだけで「こなれ感」が漂うロングコートがオススメ。着こなしのポイントは、前を開けてレイヤード(重ね着)を印象づけることです。米国カリフォルニア発の人気スペシャリティーストア「Ron Herman(ロンハーマン)」のお手本ルックは、穏やかに過ごしたい今の時代の気分にぴったり。冬コートの「ニューノーマル」は、軽やかさと洗練を兼ね備えています。

色のトーンを合わせて、きれいめな着映えに

ウェアを同色でまとめると、リラックスムードの着こなしになります。ベージュやグレー、その中間色のグレージュを合わせて、やさしげなテイストに整えましょう。

紳士靴風なローファーで足元を引き締めるのがポイント

ソフトな着心地のニットのセットアップは、くつろいだ雰囲気を演出してくれます。上質なカーディガンはきれいめな印象に。コーデになじみやすいトーンのコートを合わせれば、全体がこなれた装いにまとまります。

楽ちんワンピースに鮮やか色のコートで

体を締め付けない楽ちんシルエットのワンピースは、ステイホームにぴったり。そのままお出かけするなら、気分が上がる、鮮やかな色のコートを選びましょう。

ロング×ロングでダブルの落ち感が生まれました

目の覚めるようなブルーのロングコートを、ロングカーディガン感覚でノンシャランとワンピースに重ねて、ほどよいアクセントをプラスします。コートの着丈がワンピースより少し短いので、裾レングスのずれ感が縦長イメージをアップ。華奢きゃしゃなネックレスを重ね付けすれば、フェミニンな雰囲気に。

「3点セットアップ」で、落ち着いた大人の装いに

上下がそろいのセットアップは人気が衰えません。近頃はさらにコートを加えた「3点セットアップ」も登場し、トータルコーデに欠かせません。

タートルネックのニットで適度な抜け感を

存在感があるロングコートも、「3点セットアップ」ならかさばらず、すっきりして見えます。ブラウン系のオータムカラーでまとめた装いには、落ち着いた大人の雰囲気が漂います。ドレーピーなスカートがフェミニンを演出。

メンズ風パンツにパキッとした色のコートでメリハリプラス

センタープレス入りのパンツは、マニッシュで「きちんと感」があり、お仕事シーンに重宝なボトムスです。目を引く赤系のロングコートを重ねて女っぽさもプラス。

コートからチラリと見える靴は、冬の着こなしのムードメーカー

シックなパンツをはくなら、思い切った色のコートを選んでみましょう。パンツのグレーと対照的なマゼンタピンクのコートで、着こなしにメリハリをつけます。柄入りのシャツやレオパード柄の靴で遊ぶのもオススメです。ポジティブな色のコートが、身も心も暖めてくれそうです。

レザーパンツにゆったりコートで着やせコーデ

たっぷりした量感のロングコートは、着こなし次第で着やせ効果を引き出せます。コツはコートをゆったりめにはおること。

ざっくりニットにネックレスをアレンジして、伸びやかリッチに

ルックにつやめきを与えるレザー(合皮含む)パンツは、秋冬の人気アイテム。裾がすぼまったレザーパンツにゆったりフォルムのロングコートを合わせると、量感のギャップで細見えします。

日常を心地よく過ごす、エフォートレスな冬コートルック

ロンハーマンは1976年にロサンゼルスで創業した別格のセレクトショップです。ファッションだけではなく、フードやインテリア、雑貨なども幅広く提案。居心地のよいショップ空間づくりでも有名です。肩の力を抜いた「エフォートレス」や、かっちり決めすぎない「こなれ感」などに強みを持ち、日本でも多くのファンがいます。そんなロンハーマンの個性は、ニューノーマル時代に望まれるテイストです。

ぬくもりの確かなロングコートは真冬の頼れる味方。冬コーデの主役に位置づけると、多彩なスタイリングが可能になります。防寒一辺倒ではない着こなしで、おしゃれのレパートリーを広げてみませんか。

画像協力:ロンハーマン
https://ronherman.jp/

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宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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