冬コーデで大活躍のチェック柄 上質ストールを主役に

宮田理江のモード日和

カシミヤのストールやマフラーは薄くて軽くて暖かいから、冬の装いに頼もしいアイテム。この冬もトレンドをキープしているチェック柄も、ストール類なら手軽に取り入れられます。

250年を超える歴史を持つ、英国の生地ファクトリーが手がける「Joshua Ellis(ジョシュア エリス)」の上質なストールは、冬の着こなしをワンランクアップしてくれます。首や肩に巻くだけでなく、セーターやジャケット代わりにもなります。

2枚のストールを組み合わせて、アシンメトリーに

色・柄の異なるストールを2枚合わせでまとえば、首回りにニュアンスが生まれます。着こなしのコツは、色のトーンを同じにすることです。

巻いて余った端を無造作に遊ばせると、こなれた雰囲気に

2枚を束ねて首に巻きました。1枚は特大の格子柄で、もう1枚はブラック主体のチェック柄。2枚分の厚みで、首周りにたっぷりのボリュームが出ています。ブラック系でトーンをそろえて、濃淡のコントラストを際立たせました。冬には無地のコートを着る機会が増えますが、この巻き方なら、温もりはもちろん、華やぎが加わります。

シンプルなトップスに重ねて、カラフルな装いにスイッチ

ワンピースを着ているように見えますが、実は左右それぞれに異なる大判ストールを1枚ずつ肩から掛けています。ストールを広げて1枚の布としてまといました。

暖色系のストールを組み合わせていますが、微妙に色のトーンをずらしてあるので、おしゃれな左右アシンメトリールックに仕上がりました。肌寒い日は、ストールを羽織り物風に使えば、カシミヤならではの風合いが生きて、コーデに温かみが加わりそう。ウエストにベルトを巻いて締めると、シルエットにメリハリが生まれます。

柄違いのチェックをミックスした「柄オン柄」のコーデ

ストールは首や肩に添えるアイテムというイメージが強いのですが、実はもっといろいろな使い方があります。たとえば、腰に巻けば、スカートの代わりになります。

髪の毛まで包み込むように、首にストールを巻いて、優美な雰囲気を醸し出しました。さらに、大判のストールをスカートのように巻いています。手持ちのパンツやスカートの上から巻くだけの楽ちんコーデです。上下で色・柄が異なる、リズミカルなコンビネーション。カシミヤの風合いが装いを趣深くします。

服のように「着る」ことで、コーデにバリエーションを

別名「巻き物」と呼ばれるストールは、首・肩に巻くのが一般的な使い方。そこに、「着る」という選択肢を加えると、バリエーションが一気に広がります。

袖や両サイドをのぞかせて、ストールレイヤードの装いに

マルチカラーのブロックチェック柄ストールを大きく広げて、ふわっと肩に掛けるようにまといました。ストールが正面を覆って、服のように見えます。美しいドレープが生まれて、シンプルなニット&パンツルックが一気にあでやかな着映えになりました。

ゆったり巻くのが上品ムードを漂わせるコツ

ストールをどの程度正面に垂らすかで、印象をコントロールできます。首回りに厚みを出したり、薄く広げて1枚布として使ったりと、多彩に変化させるのが上手なアレンジです。

胸元でくるっと巻いて、ふくらみを作りました。顔周りにボリュームが生まれると、顔が小さく見える効果が期待できます。余ったストールは広げて、ニットセーターのように身頃の正面にかぶせました。カシミヤの温かな風合いとチェック柄のクールな色味が良いコントラストに。下のセーターと調和して、「ニット・オン・ニット」のレイヤードに仕上がりました。

無地の服の上から柄物ストールをまとうと、コントラストがくっきり

左右均等の長さに巻いたり垂らしたりする必要はありません。むしろ、少しずれたり斜めになったりしたほうが動きが出て、まとまりすぎなイメージが防げます。

ワンショルダーのベストかケープを着ているかのように見えますが、こちらもストールでアレンジしたもの。右の肩に掛けて、左の脇下に通し、背中側で結んでいます。大判よりは小さめのサイズですが、十分に身頃をカバー。白ワンピースに重ねたストールがレディーライクなムードを上乗せしています。

英国の老舗ファクトリーが提案する本格ストールで装いをランクアップ!

「ジョシュア エリス」は、1767年創業という英国でも最も長い歴史を持つテキスタイルファクトリーの一つが手がけるブランドです。丁寧な起毛が施されたカシミヤマフラーとストールに定評があります。チェック柄に代表される、伝統的な英国のパターンをモダンに表現しているのも、人気の理由です。

これまでの「防寒、首・肩巻き」という常識にとらわれなければ、ストールをもっと自由に使いこなせます。世界的にクラシックな装いが勢いづいているから、この秋冬は上質なストールを味方につけて、貴婦人ムードを漂わせてみては。

画像協力:ジョシュア エリス
http://greenwich-showroom.com/brand/joshua_ellis

あわせて読みたい

宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

公式サイト