秋冬の髪の悩みにさようなら!今日から簡単ケアでサラサラに

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髪の状態を見る中山さん

髪の乾燥や抜け毛は、秋冬の髪を襲う代表的なトラブルです。思うようにヘアスタイルが決まらないと悩む女性も多いことでしょう。うねりや枝毛は、髪が傷んでいる証拠。新型コロナウイルスの影響で美容院に行くのをためらっているうちに、髪は思わぬダメージに見舞われているかもしれません。美容室「Ash」などを展開するアルテ サロン ホールディングス(本社・横浜市)のプライベートブランドの企画開発に携わり、ヘアケアマイスターや美容師免許の資格を持つ中山寿々江さんに、ヘアケア術を聞きました。

毛先はパサパサなのに頭皮はベタベタ

――秋になって、髪のパサつきが気になります。

毛髪や頭皮は、夏に浴びた紫外線で大きなダメージを受けています。そればかりか、海水やプールの塩素など、レジャーによる影響も出てくる時期です。夏は暑いからと、ドライヤーを使わない人も多くいます。ぬれたままの髪はトラブルを引き起こしやすいので、夏の間に受けたダメージを秋に引きずっている可能性があります。

――パサつきを抑えるには、どのようなケアが必要ですか。

洗浄力の高いシャンプーを使うと、毛髪内部の成分まで洗い流してしまい、髪が傷みやすくなってしまいます。一度、シャンプーボトルの成分表示を確認してください。成分量の多い順に表示されています。「水」の次に、「ラウレス硫酸Na」や「ラウリル硫酸Na」などの高級アルコール系界面活性剤が表示されている場合は、シャンプーの洗浄力が強いので、髪のパサつきや頭皮の乾燥が気になる方はアミノ酸系の界面活性剤を使用しているシャンプーがおすすめです。髪を乾かす前に専用のオイルで保湿をすると、ドライヤーの熱から髪が守られ、潤いも保てます。

――毛先はパサパサなのに、髪の根元は油っぽくてベタベタです。

乾燥しやすい毛先には、ヘアオイルやヘアミルクをつけて滑らかな状態にしてから寝ましょう。乾燥した状態で寝てしまうと、枕などでこすれてしまい、髪が絡まりやすくなってしまいます。頭皮や髪の根元がべたつく人は、ドライヤーで乾かすとき、頭皮までしっかり乾かしているでしょうか。短時間でぱぱっと済ませていませんか。頭皮も優しくこするように、髪の根元まできちんと乾かすように心がけてください。

――頭皮のかゆみもあります。

乾燥した空気やエアコンの風は、外部の刺激から頭皮を守るバリア機能が乱れる原因となります。また、冷え込みが厳しくなるにつれ、ついシャワーの温度を高くしがちですが、髪を洗い流す温度が高いと、油分を過剰に落としてしまい、頭皮の乾燥やかゆみにつながります。急いでシャワーを済ませようとするあまり、シャンプーやトリートメントのすすぎが不十分になり、流し残りがかゆみの原因となることもあります。

――抜け毛が増えたようです。髪に元気がありません。

夏の紫外線や冷房などによるダメージや体調不良が原因で、秋になると髪が抜けやすくなると言われています。ただ、健康な頭皮の状態でも、髪は1日50本から100本ほど抜けるので、あまり神経質にならないでください。日々のケアとしては、頭皮のマッサージでコリをほぐして血行を良くしておくと、健康的な髪が生えやすくなります。細毛や薄毛が気になるのであれば、育毛系の頭皮トリートメントや頭皮の美容液もおすすめです。

ヘアケアの仕方を説明する中山さん

髪を乾かすときの3つのルール

――髪を乾かすときに、傷めないケアの方法を教えてください。

〈1〉すぐに乾かす
まずタオルドライをしてください。その時、こすらずに、タオルを髪に押し当てて水分を拭き取ります。髪は、ぬれている状態だとキューティクルがはがれやすくなっています。できるだけぬれている時間を短くするためには、自然乾燥を待つのではなく、すぐに乾かすことが大切です。ドライヤーの熱から髪を守るため、オイルをつけると効果的です。

〈2〉仕上げは冷やす
髪の毛は、温かい状態で形状を変える性質があります。乾かし終わりに髪にテンションを加えてハンドブローしてから冷風を当てましょう。キューティクルが引き締まり、絡みにくく、クセもつきにくくなります。髪に熱が残った状態のまま寝てしまうと、寝具との接触で寝ぐせがつきやすくなります。

〈3〉優しくブラッシング
ブラッシングが強すぎると、静電気を発生させやすく、髪のトラブルを招きます。髪が絡まってしまったときは、無理にブラッシングせず、毛先から優しくすいてあげてください。絡まっている部分を上から無理にとかそうとすると、大きなダメージとなりかねません。

プロのハサミで定期的にカット

――秋冬の髪の悩みを抱えている女性にアドバイスをお願いします。

冬の乾燥した空気は静電気を帯びやすくなります。枝毛ができている場合、分かれた毛先に静電気がたまり、さらに枝毛を広げてしまう原因となります。残念ながら、一度枝毛になった髪は元に戻ることはありません。

新型コロナウイルスの影響で美容院に行くのをためらい、自分で髪を切るという人もいます。きちんと研がれていないハサミで髪をカットすると、切った断面から枝毛になってしまうこともあります。髪を伸ばしているときでも、定期的にプロのハサミで毛先をカットすることで、きれいな髪を伸ばすことができます。

寝起きの髪は、枕などとの摩擦で乾燥が目立ちます。パサついた髪はスタイルのキープ力が落ちています。一度ブローローションで水分を与えて軽く乾かし、ヘアアイロンやコテを使用することで、潤ったスタイルが長持ちするでしょう。

(聞き手・メディア局編集部 渡辺友理)

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