かごバッグの夏コーデ 「ステキ見え」5つのポイント

宮田理江のモード日和

涼しげで爽やかな「かごバッグ」は、夏のマストアイテム。これまで、かごバッグはカジュアルの代名詞的な存在でしたが、今年は大人っぽくて上品な「進化形」タイプが登場しました。フェミニンな着こなしとの組み合わせも提案されています。エレガンスとカジュアルのさじ加減のバランススタイリングが得意な「GRACE CONTINENTAL(グレースコンチネンタル)」の夏コーディネートは絶好のお手本になってくれます。

レースワンピースとコーデ、自然体のこなれ感

レースのワンピースは涼しいけれど、ドレッシーに見えすぎることも。そこで、飾り気のないナチュラルなかごバッグを合わせてみましょう。足元はスニーカーで決めれば、バランスの良い軽やかな着こなしになります。

持ち手のスタッズ(鋲)が適度なアクセントに

ハンドメイドのかごバッグは、軽やかな質感はそのまま、上品に仕上がっています。バイカラー(2色使い)のカラーリングがシックな表情を生み出しました。レースワンピースの風合いと天然素材の質感がマッチして、全体に自然体のこなれ感を醸し出します。

ミニバッグやポシェット使いで、着こなしのアクセントに

刺しゅうを施したかごバッグは、装いのスパイス役を務めてくれます。夏コーデはさっぱりした印象にまとまりがちですが、色が鮮やかなタイプは、夏ルックを弾ませるムードメーカーに。サイズが小ぶりなポシェット型でも効果は十分です。

ワンピースとバッグの色をそろえて、統一感を

さわやかなグリーンに鳥モチーフの刺しゅうを配したワンピースがアイキャッチーです。ナチュラルな装いは、サステナビリティーがファッション界のテーマになっている今のムードにぴったり。清涼感のあるすっきりしたVネックが、爽やかなグリーンとマッチ。ほどよくふくらみを持たせた「袖コンシャス」のフォルムに手作り風のかごバッグが調和して、おしゃれ感がアップします。

カジュアルなデニムルックに、個性派フォルムでスパイス投入

最近のかごバッグは素材や形のバリエーションが豊富です。いかにも「かご」というタイプ以外にも、丸みを帯びたフォルムやレザーを生かしたバッグが登場しています。

アートピースのような存在感あるバッグ

ブリーチ(漂白)を強めに利かせたデニムパンツに、総刺しゅうのトップスという着こなしは、カジュアルとフェミニンが響き合い、お互いを引き立てます。きゃしゃなネックレスを重ね付けして、着こなしに動きとリズムを与えます。そして、目をひくハーフムーン(半月形)のかごバッグがコーデのキープレーヤーに。かごバッグのハンドルはウッド製が多いのですが、こちらはレザー。クラス感漂う大人の表情が加わりました。

シックなワンピースに、あでやかな差し色をプラス

横に広がりすぎないバケツ形のかごバッグは、ドレッシーな着こなしにもなじみます。ラタン(とう)やラフィアなどの自然な質感を生かしたタイプをよく目にしますが、つややかなカラーリングなら、シックなワンピースにもよく似合います。

鮮やかな赤いラインがアクセサリーのよう

グラデーションが美しいワンピースは、まるで水彩画をまとったかのよう。かごバッグの赤いラインが差し色となって、はっと目を引く印象的なコーデになります。かごバッグの表面はコーティングしてあり、落ち着いた雰囲気に。足元は夏らしく、フラットサンダルで「抜け感」をプラスしました。

上品なワンピースに、きらめく華やぎを

ディテールの凝ったかごバッグは、淡泊になりがちな夏ルックを華やかに演出してくれます。天然素材の風合いを強調したものが多いなか、手が込んだデザインのかごバッグには特別感があります。

ナチュラルな質感の竹製ハンドルが手になじみます

涼しく過ごせるうえ、きちんとして見える上品なワンピースは、夏の頼れるアイテム。ドレープやしわ加工が施された生地には、味わい深い「こなれ感」があります。おとなしやかなワンピースにポップな色合いのかごバッグは、思いがけずベストマッチ。きらめきを帯びたバッグは、夏の日射しを受け、コーデが一気に華やぎます。

世界中を旅するような気分を日常で味わって

グレースコンチネンタルの装いが、どこか旅心を帯びているのは、デザイナーが自ら世界各国を旅し、素材や文化を発掘し続けているから。旅先で出会ったインスピレーションや、そこでしか見つけられない素材・技術から着想を得ています。レースや刺しゅう、フリルなど、フェミニンなディテールを生かすのが上手で、大人女性の支持が厚いブランドです。

かごバッグはカジュアルな印象を持たれやすいところがありますが、今回紹介したコーデのような取り入れ方であれば、従来のイメージから抜け出せるはず。淡泊に映りがちなサマールックに、リズムや奥行きを与える「切り札」アイテムとして、賢く使いこなしましょう。

画像協力:グレースコンチネンタル
https://www.gracecontinental.com/

宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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