黒ワンピースでスタイルアップ 普段使いでマルチな着回し

宮田理江のモード日和

フォーマルな印象が強いブラックワンピースですが、実際はマルチに着こなせる「万能アイテム」です。セレモニーにもふさわしい、きちんと感とエレガンスを兼ね備え、普段使いでも気品を感じさせる装いに仕上がります。黒の引き締め効果で、スレンダーに映りやすいのもブラックワンピースの魅力。日本ブランド「Room no.8(ルームエイト)」のブラックワンピースのラインからピックアップした今春夏の新作は、コーディネートの選択肢をさらに広げてくれそうです。

二の腕すっきり、優美なシルエットでスタイルアップ

ブラックドレスにはかしこまったイメージもありますが、近頃はオールシーズン使えて色々と着回しのきくフェミニンなタイプが増えています。

インナーに長袖カットソーを重ねるなど、シーズンレスで重宝します

着物ふうのふんわりした袖が二の腕をうまく隠してくれる、やわらかいムードのドレス。腰周りにあしらった細かいギャザーや膝が隠れる丈がエレガントです。前後にボタンなどの開きがなく、さっとかぶって着られるプルオーバータイプで着やすさも魅力です。

ブラックワンピースをマルチに着こなせるスタイリングを楽しんで

袖にデザインを凝らした「袖コンシャス」は今年も人気。ボリューミーな袖のシルエットで仕草が優雅になるのはもちろん、腕がすっきり見えます。胸下の切り替えとドレープがウエスト位置を高くスマートに。アシンメトリーな裾が美脚ラインを演出してくれます。パンツやレギンスと合わせれば、ムードは様変わり。靴を替えることで、さらに様々な場面で着回せます。

レッグラインをすっきり見せ、ドレープやニットで楽ちんエレガント

ドレッシーな黒ワンピースは、セレモニー向きと思われがちですが、実は普段使いでも活躍します。デニムパンツに重ねたり、カーディガンを羽織ったりするだけで、適度にドレスダウンして雰囲気が変わります。

異素材ミックスのドレスは、1枚でもニュアンスのある着映えに

光沢を帯びた、ドレーピーな布使いのおかげで、流れ落ちるようなシルエットに。首回りが詰まっているのに加え、ノースリーブでも肩が出過ぎていないから、きちんと感があります。アシンメトリーな裾が縦長イメージを引き立てます。

ニットならではの心地よさで、穏やかな1日を過ごす

生地にニットを使ったドレスは、ボディーラインに沿ってキレイな立体感が生まれます。しかも、見た目がエレガントなのに着心地は伸びやかで快適。身頃の中央がケーブル編みなので、黒一色でも単調に見えません。波打つようなペプラム(裾が広がったデザイン)が、美脚効果を高めてくれそう。

ほんのり透け感が涼しげなきれいめレイヤード

透け感を帯びた黒ワンピースは、涼しげで軽やかに見え、春夏シーズンにぴったり。

スニーカーやフラットシューズで大人かわいいムードに

裾にレースをあしらうと、ほんのりとレッグラインが透けて、ほどよくフェミニン。段々の切り替えを施したティアードが上品な印象を与えます。豊かなドレープが縦長イメージを引き出し、裾フレアで足が細く見え、「着やせ」効果も期待できます。ゆったりめのサックドレスふうなら締め付けられないので、真夏でも涼やかに過ごせます。

ニットのセットアップは、重ね着や単品アレンジでも大活躍

一見、ワンピースのようなセットアップは、上下別々に着ることもできて便利。肩から腕にかけて控えめな透け感があり、デコルテに気品を漂わせてくれます。袖から透ける腕がきゃしゃに見えるのもうれしい効果です。肩周りにスカーフや羽織り物を重ねてアレンジすれば、透け感を抑えた着こなしができます。

大人の女性に自信を持たせてくれる服

バイヤー経験を持つ小島直子デザイナーが立ち上げたブランドだけに、「Room no.8」は大人の女性の「かゆいところに手が届く」、絶妙なテイストで支持されています。ブラックワンピース主体の新ライン「Room no.8 BLACK(ルームエイト ブラック)」は2015年にスタート。セレモニー系のかしこまった場面以外でも、普段からブラックワンピースを着こなし、レパートリーに組み込む使い方を提案。オールシーズンでの活用プランも用意しています。

欧米では「レディーの必須ウェア」と位置づけられるブラックワンピースは、意外にも着回しパターンが豊富。1枚あれば、仕事にも休日のコーデにも重宝します。黒ならではの落ち着きや大人感も出しやすいので、この春夏はスタイリングの引き出しを増やしてみませんか。

画像協力:ルームエイト
http://room-no8-store.com/

宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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