「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」のパリを感じるコフレ

マリ・クレール スタイル

1977年、パリで創業した「ラ・メゾン・デュ・ショコラ」は、フランスを代表する高級チョコレートブランド。現在は世界に45店舗を構えます。ブランドの始まりは、パリ8区のコンサートホール「サル・プレイエル」の向かいにオープンした小さなメゾンでした。

創始者のロベール・ランクスは、それまで子どもが楽しむ甘いお菓子と捉えられていたショコラを、大人がたしなむ芸術品に変えた人。甘さ控えめで、口にすればあらゆる香りが音楽のようにハーモニーを奏でる──。美しく芸術的なショコラは、たちまちパリの美食家を魅了しました。

南仏マントン産レモンが香る「アンダルシア」

シーズンの限定コフレも素敵ですが、おしゃれな方へのギフトに選びたいのが「アソルティモン メゾン」。最もパリらしいコフレです。最大の特徴は「しきり」がないこと。日本ではショコラが箱の中で1粒ごとに仕切られているのが主流ですが、ヨーロッパではそれが珍しく、ほとんどが箱に直接、ぎっしりと詰められています。しかも、パリらしい2段重ね。1段目に並ぶショコラを味わいつくしても、2段目が待っていてくれる。この幸福感が最高です。中にはメゾンを代表する「ボンボン・ドゥ・ショコラ」がぎっしり、29粒ほど。キャラメル風味のミルクムースがふわりと口どけする「リゴレット レ」、南仏マントン産レモンが香る「アンダルシア」、アルデッシュ地方のフランボワーズを使った「サルバドール」。フランスのカフェにいる気分になれるコーヒー風味の「アビシニ」。なんて幸せなんでしょう!

ブランドの歴史が始まった、パリの「サル・プレイエル」の向かいにオープンした第1号店

「店の向かい側にあるサル・プレイエルで、連日開催される演奏会。ひとつひとつの音符がメロディーを作り、アンダンテやフォルテによってすばらしい物語へと誘われていく。その芸術性を自分のチョコレートと重ね合わせることに夢中でした」(ロベール・ランクス)

創業の年からブティックに並んでいた「アソルティモン メゾン」創始者の思いとともに、ショコラがもたらす喜びを感じてください。

(c)marie claire style/selection, text:Ayumi Ichikawa

市川歩美(いちかわ・あゆみ)
チョコレート・ジャーナリスト

 日本で唯一のチョコレートに特化したジャーナリスト、コーディネーター。365日、日本国内やカカオ生産地をはじめ世界各地を取材し、最新のトレンドをメディアで発信する。チョコレート愛好家歴は25年以上。

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