「誰かのために変わる必要はない」…アマンダ・サイフリッドの魅力と素顔

マリ・クレール スタイル

透き通るような美しい肌に、吸い込まれそうな大きな瞳、そして、つややかなブロンドヘアが印象的な女優アマンダ・サイフリッド。ラブストーリー、ミュージカル、コメディー、ヒューマンドラマとどんなジャンルでも見事にこなし、世界中の観客を虜(とりこ)にしている。華麗でありながら、ナチュラルな魅力を放つアマンダをグローバル・アンバサダーとして指名したのは、ラグジュアリーな化粧品ブランドで知られる「ランコム」。女性たちに「真の美しさとは何か」を伝えるべく、アマンダは自らの思いを語る。

メイクを重ねるより、肌をケアすることが重要

「美の定義というのは年代によっても変わっていくものではあるけれど、今の私にとって欠かせない言葉は『Less is more』。これはミニマリズム的な考えに通じていて、『少ない方がより豊かである』という意味なのよ。つまり、何かで隠すことなく、本来の自分自身を際立たせることが大事だということ。だから、メイクを重ねるよりも、まずは肌をいたわってケアすることの方が重要だと思うわ」

アマンダ本人も、そのことは「ランコム」を使い始めてから、改めて実感しているのだという。

「私は敏感肌なので、これまでは撮影中にする濃いメイクによって、肌荒れを起こしたり、吹き出物が出てしまったりしていたの。でも、今はランコムのおかげですごくいい状態が保てているから、朝起きたあとにメイクで隠すことなく外にパッと出かけられるくらい。それだけで、すごくハッピーな気持ちになれるのよ」

現在、34歳のアマンダだが、肌をきちんとケアするようになってから、4~5年前の自分よりも今の方が美しいと感じられるようになったのだと付け加える。そして、このタイミングで「ランコム」の一員になれたことも、幸運だったという。

「年齢に関係なく、誰でも幅広く受け入れる姿勢があり、すべての女性に力を授けているのがランコム。私にも本当の美しさを教えてくれた大切なブランドよ。だからこそ、私自身もアンバサダーとして、『自分らしく、自分に忠実であり続けるだけで十分であること』『誰かのために変わる必要はない』ということを多くの女性に伝えていきたいわ。これらのことがわかるまで、私も時間がかかったけれど、今では心からそう思えているし、実践しているのよ」

娘は私に力を与えてくれる存在

女優としてだけでなく、慈善活動なども精力的にこなし、ますます輝きを増しているアマンダにとって、原動力となっているのは、充実したプライベート。2017年に俳優のトーマス・サドスキーと結婚したのち、女児を出産し、現在は母親としても多忙な日々を送っている。

「家族と過ごしているときは、ひとつひとつの瞬間を大切にしているし、思いっきりそこに入り込んで楽しむようにしているの。そうすることで、現場では仕事だけに集中できるし、仕事のありがたみもわかるようになるものなのよ。母親になったことで強くなれたと感じているけれど、本当に娘は私に力を与えてくれる存在だと思うわ」とほほえむ。

若くしてデビューしたアマンダはすでに20年以上のキャリアを誇っているが、第一線で活躍し続けてこられた秘訣(ひけつ)を自身で振り返る。

「女優として、周りからリスペクトを得られるようなパフォーマンスをきちんと心がけてきたこと。それに加えて、幅広いジャンルや多様性のある役に挑戦してきたことも、ここまで長くやってこられた理由につながっているのかもしれないわね。これからも深みがあって真実味のある作品、そして本当に意味を感じられるものだけに取り組んでいきたいと思っているところよ。やっぱり時間は大切なものだから、仕事においてもより質を追求していきたいの」と目の奥を光らせる。

ハリウッドでもトップクラスの女優でありながら、裏表もなく、気さくで優しさにあふれるアマンダ。「実は、そんなに華々しい生活を送っているわけではないのよ」とチャーミングな表情を見せる。

「今は農場で暮らしているので、私が実際に生きているのは、みなさんが思っているような派手な世界とはかけ離れた質素な日常。有名人ということだけで先入観を持って見られることが多いけれど、他人に対して勝手に臆測を立てたり、物事を個人的な視点だけで捉えたりすることは、ときに正しい行動の妨げになることもあるものなの。私自身も、たまにこういったことを思い出す必要性を感じているけれど、みなさんにもそのことは理解していてほしいわ」

彼女の美しさを支えているのは、決して外見的な要素だけではなく、内面から生まれているものも大きいことに気付かされる。それゆえに、アマンダの言葉は私たちをポジティブに後押ししてくれるのだ。

「美しくなるためには、まず自信を持つことが先にあるべきだけど、本物の自信というのは、内側から自分を特別だと思える力から生まれるもの。私たち人間は一人一人違うけれど、全員が人に与えられる何かを必ず持っているはずだから、愛すべき自分がどういう存在なのかを知ることは、すべての女性にとって大切だと思うわ」

(c)marie claire style/text:Masami Shimura

アマンダ・サイフリッド(Amanda Seyfried)
女優

 1985年、アメリカ・ペンシルベニア州生まれ。11歳でモデルデビューしたのち、女優へと転向し、テレビや映画に出演。その後、2004年に映画『ミーン・ガールズ』でブレイクを果たす。さらに、大ヒット作『マンマ・ミーア!』や『レ・ミゼラブル』で脚光を浴びると、人気女優としての地位を確立。19年10月からは、「ランコム」の新グローバル アンバサダーに就任した。今、世界が注目するトップ女優、アマンダ・サイフリッドの素顔に迫る。

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