複雑な現代社会を楽に生きていくためのヒント

マリ・クレール スタイル

Tasiania/istock

最近、いじめの問題がそこかしこで起きていると聞きます。子どもたちの中でも、大人たちの中でもいじめがあります。なぜ、いじめはなくならないのでしょうか。

昔はモノがいきわたれば盗みがなくなり、人を妬む心がなくなり、社会は平和になり、みんなが幸せになると考えられていました。そこで懸命に働いた結果、科学や文化が発達し、モノがあふれ、経済も豊かになってきました。ところが、いくら物質的に満たされても、人はさらに多くを求め、不足を嘆き、他人をうらやましがったり、さげすんだりと、いつまでたっても心の平和や進化は訪れないようです。

日本はこれだけ豊かな国になりながら、国連が発表する世界幸福度ランキングでは156か国中58位だそうです。社会のあちらこちらにゆがみが起きているからでしょう。いじめも大きな問題の一つです。何とかしなければなりませんが、いじめをなくす魔法のような処方箋はありません。親、教師、子ども、すべての人が根本から変わるしかないのです。

まずは愛をもって子どもの話をしっかり聞いてあげましょう。そして、差別やいじめはいけないということを伝えます。人間が生きていくには思いやりと助けあい、互いに尊敬しあうことが大切だと教えるのです。

ただ、言葉で言うだけでは人は変わりません。あなた自身が子どもを愛することから始めてください。愛が足りない子どもは、人を愛することができません。親だけではなく、学校や社会全体で子どもを愛することが必要です。

子どもの世界は大人の社会を反映しているもの。大人たちが自ら変わることも必要です。人間は楽しいことを考えると元気になります。逆に、誰かを嫌いだと考えると気分が悪くなります。ネガティブな思いや行為は、さらに悪い思いと行為につながります。ですから、誰かに嫌なことをされたとしても、感謝する意識を持ってみてください。あなたがいいエネルギーを作れば、相手も嫌なことをしなくなります。いじめをする人のいいところを見つけ、感謝するのです。難しいことですが、練習だと思ってやってみましょう。

私が修得したヒマラヤ秘教では、瞑想(めいそう)と悟りを通じて最高の人間になる道を伝えています。ヒマラヤシッダー瞑想は子どもでもできます。いじめられていた子どもが私のもとで瞑想をした次の日、いじめていた友だちのところに行って、遊んできたということがありました。瞑想によって子どもの心が自然になり、神の愛につながったのです。それによっていじめていた子の心も自然に変わったのです。

いじめをなくし、平和でよりよい世の中をつくるためには、あなたの目覚めと進化が必要です。そのためにも、ぜひ瞑想をしていただきたいと思います。

(c)marie claire style/text: Yogmata Keiko Aikawa

ヨグマタ相川圭子(ヨグマタ・あいかわ・けいこ)
インド政府公認のシッダーマスター(ヒマラヤ大聖者)

 10代でヨガと出会い、長年指導を続ける日本のヨガの草分け的存在。1984年、テレビの仕事を通じて大聖者パイロットババジと出会い、ヒマラヤの秘境で修行に入る。女性で史上初めて「最終段階のサマディ(究極の悟り)」に達し、公開サマディを16年間で18回行う。最高指導者の称号「マハ・マンダレシュワル(大僧正)」を授かる。インド政府公認のシッダーマスター(ヒマラヤ大聖者)となる。2016年、17年にはニューヨークの国連本部に招かれ、平和のためのスピーチを行う。世界各地を巡り、ヒマラヤシッダー瞑想の指導やチャリティー活動に取り組む。『幸福への扉』(光文社)、『未来をつくる成功法則』(大和書房)など著書は40冊以上。

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