赤いマットなリップが似合わないと諦めていませんか

世界基準のキレイの秘密、教えます

ちょっと前に「マットな赤リップをどう使いこなすか」というメイクのデモストレーションを、大手小町のインスタグラムでライブ配信しました。今回は、それをまとめてみました。

使ったのは、イヴ・サンローラン・ボーテの「ルージュ ピュールクチュール ザ スリムコレクター」の21番。

この写真のように、艶を完全に抑えたマットタイプで、すごく鮮やかな赤です。

マットな仕上がりは光を反射しないので、写真でもすごくはっきりと発色するのが特徴。まるで絵画のような美しい色の唇になります。だから僕も撮影で時々、使うことがあります。

ガサガサに乾くのを防ぐには

皆さんも、こんな仕上がりに憧れてトライしたことがあるのではないでしょうか?

でも、よく見かけるのはマットにトライして、ガサガサにささくれだったみすぼらしい唇になってしまっている女性たち。

マットな顔料は乾いているので、唇をすぐにカサつかせてしまうから、僕は日常使いにはあまりお勧めしてきませんでした。それでもマットな口紅の流行で、気になっている女性たちは多いと思います。そこで今回は、日常でもマットな口紅を楽しめるテクニックをインスタライブの時の写真を使って伝授したいと思います。

真っ赤な口紅とファンデーションの関係

まず、こういう強い色をうまく取り入れるためにはベースメイクが大切です。ファンデーションが厚塗りっぽく化粧感があると、真っ赤な口紅をつけた瞬間に、どんな人でも“厚化粧で不自然な人”になってしまうからです。肌作りは“できる限り自然で素肌感のある感じ”がおすすめです。

その作り方は僕のこれまでの記事を参考にしてくださいね。

 今回、モデルになったリコさんは、肌が白いので特に赤色が目立ってしまいますから、自然な肌に仕上げることはより重要です。自然なツヤ肌にすると、口紅のマット感がより強調され、その質感を楽しめるので良いでしょう。

艶のある素肌っぽいベースメイクに仕上がった、肌の白いリコさん

メイクの正しい順番とは

そしてメイクの順番ですが、こういうあまり慣れていないメイクの場合は、ベースメイクと眉を仕上げてあなたの素顔のイメージができたら、チークやアイメイクの前に、ポイントとなる口紅をつけてみてください。普段と順番が逆かもしれませんが、いつも通りのアイメイクやチークをしてからこの色の強い口紅を足すと、大抵の場合、やりすぎで似合わなくなってしまうからです。

最初に、この強いリップカラーを自分の顔に似合わせていって、それから、リップとのバランスを見ながら目元のメイクをしていくと失敗しにくいです。

マットなリップに絶対必要なもの

では、リップを塗りましょう。マットなリップで唇が乾いてささくれだってしまったら、どんなにおしゃれのつもりでも、みすぼらしい以外の何物でもありませんから、そうならないために絶対つけてほしいのが、リップベースです。リップバームの油膜が、乾いた顔料による“皮むけ”から守ってくれます。

でも、せっかくのマットさが艶っぽくならないように、艶が出るリップベースは避けること。できるだけ艶を抑えたタイプの物を選ぶ必要があります。それをしっかり塗ってからリップメイクを始めましょう!

吉川流“マットな赤リップの作り方”

真っ赤な口紅が似合う方はいつものように塗っていいのですが、濃い口紅はちょっと違和感を覚えるという方は塗り方に工夫が必要です。

はっきりとした濃い口紅は、つい「輪郭をしっかり丁寧に描かないと」って思いがちですが、実はそれが違和感を強調します。 

輪郭は似合う形に丁寧にとりながらも、はっきり書くのではなく、わざとぼかしましょう。例えばリコさんの場合は少し小さめの唇なので、唇本来の輪郭のほんのわずか外側に輪郭をとることで、ボリューム感のあるふっくらとした唇に仕上げることができます。ただ、輪郭がはっきりしていると不自然なので、綿棒とか指でほんの少しだけアウトラインをぼかします。すると、なじんで自然な仕上がりに。

もし「色が濃すぎるリップは難しい」と感じている人なら、こういうタイプの口紅をじかに付けると、付き過ぎて大変なことになりますから、ポンポンポンと3、4か所に軽く色を置いてからブラシで馴染ませるといいでしょう。

(1)軽くつけた口紅を輪郭を取りながらなじませていく(2)アウトラインを指でぼかす

マットな感じがありつつも乾いていない仕上がりになったと思いますが、それでもリップベースのせいでオリジナルの質感よりは少し艶が出てしまいます。

オイルベースバームを頬のハイライトに足して艶を強調することで、リップのマット感を強めます

もしマットな感じをもう少し強調したいなら、マットな印象というのは唇と顔の質感の比較でそう見えてくるので、顔の肌の質感、もしくはハイライトの艶感をもう少しアップさせると唇をマットに見せられます。

自分にとって違和感のない感じでマットな赤リップが仕上がったら、全体の印象を見てみましょう。

まだアイメイクとチークはついていない状態で赤リップをつけた雰囲気を見ています

リコさんの場合、顔に赤が入ることで肌とのコントラストが強調されて肌の白さが一層際立ちつつ、華やかさが増して、明るい感じになりました。

頬紅やアイカラーはいつも使い慣れている色を使うにしても、この雰囲気を壊さないように加減しながら足していくことで、赤いリップが映えるメイクを仕上げることができます。

こんなふうに仕上げられたら、赤い口紅って肌の白さや生き生きとした感じが強調できるので、皆さんもクセになるかもしれませんね。

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