効果に差がある? 保湿成分「セラミド」で知っておきたいこと

スキンケアの基本 6

スキンケアの基本を学ぶこのコーナー。6回目のテーマは、「セラミド入りコスメ」です。肌の保湿成分「セラミド」が入ったスキンケア商品は特に人気が高いですが、種類も値段もさまざま。セラミド入り商品を選ぶ時のポイントはあるのでしょうか。「皮膚科専門医が見た! ざんねんなスキンケア47」の著者である安部正敏先生監修によるクイズで考えてみましょう。

問い:セラミドの種類の中で、最も効果の高いものはどれ?
 
〈1〉 ヒト型セラミド
 
〈2〉 天然セラミド
 
〈3〉 合成セラミド
 

皮膚に潤いを与え、皮膚のバリア機能を保ってくれるセラミドは4種類あり、それぞれ効果に差があります。「セラミド」というワードにつられて漠然と商品を選んでいては、もったいないかもしれません。

最も保湿効果が高いのは〈1〉「ヒト型セラミド」。「バイオセラミド」とも呼ばれるように、バイオテクノロジー技術の発達により合成が可能となった成分です。値段は張りますが、保湿力や浸透力が高いのが特徴です。

〈2〉「天然セラミド」は、動物の脳や脊髄などから抽出され、保湿効果が高いのが特徴。「ビオセラミド」「セレブロシド」などと表記されています。〈3〉「合成セラミド」は、石油原料から化学合成されて産出されるもので、セラミドと似た働きをしてくれます。お手頃な値段ですが、他の種類に比べて効果は低めでしょう。そのほかに、米ぬかなどから抽出した植物由来のセラミドに類似した「植物性セラミド」もあります。

答え:〈1〉 ヒト型セラミド

【そのほかのクイズはこちら】
〈1〉一番効果的な保湿クリームの塗り方
〈2〉化粧水と乳液の上に重ねるべきアイテムとは
〈3〉乾燥知らずの肌になるボディークリームの塗り方
〈4〉カサカサ肌にならない、正しい洗顔の3つのポイント
〈5〉やってはいけないフケ対策

安部正敏(あべ・まさとし)
皮膚科専門医

医療法人社団廣仁会 札幌皮膚科クリニック院長。群馬大医学部卒、同大学院医学系研究科修了。医学博士。群馬大学医学部皮膚科、米国テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター細胞生物学を経て現職。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学非常勤講師。日本臨床皮膚科医会常任理事。「たった20項目で学べる」シリーズ(学研メディカル秀潤社)など、著書多数。