「リボーンアート・フェスティバル」 ふたたびの石巻

マリ・クレール スタイル

(c)Emma Maeda

秋口に宮城県石巻市へ行ってきました。今年で2回目の開催となる「リボーンアート・フェスティバル」を見てきました。これは、牡鹿半島と石巻市街地を主な舞台とした芸術祭です。この芸術祭の実行委員長は、小林武史さん。小林さんは日本を代表するアーティストのプロデュースなどを数多く手がけてこられた音楽家です。映画音楽においても、数々の作品を世に送り出していますよね。私も学生時代、小林さんの作り出す音楽にどっぷり魅了されておりました。

この芸術祭は、東日本大震災の復興支援をきっかけに始まりました。もともと小林さんは「ap bank fes」という環境問題をテーマにした野外フェスを定期的に開催していて、その収益金を震災復興支援に充てる活動をされています。この「リボーン」も、他の芸術祭と比べてミュージシャンの参加が目立ちます。ミスターチルドレンの櫻井和寿さん、エレファントカシマシの宮本浩次さん、コムアイ(水曜日のカンパネラ)さんや青葉市子さんなどが、普段のパフォーマンスとは少し違うアプローチでステージや空間を手がけたそうです。

(c)Emma Maeda

私が石巻市を訪れたのは、今回が人生で2度目。1度目は2011年。がれき撤去のボランティアできました。

今回「リボーン」の作品を巡るなかで圧倒されたのは、石巻の自然の豊かさと美しさでした。湖のように静かな港。そしてリアス式海岸って、場所によって育つ木の種類がこんなにも違うんですね。ムーミンの世界に迷い込んだかのような緑に包まれ、最後に防波堤によじ登って見た夕日は、柔らかな優しいオレンジ色をしていました。こんなに心動かされる景色に出会えたことにうれしくなって、たった1日でしたが、元気をもらえる旅になりました。石巻のレストランの食事もおいしかった。東北の幸!

(c)marie claire style

【RECOMMEND】

「MOTアニュアル2019 Echo after Echo:仮の声、新しい影」

会期:2020年2月16日(日)まで
※2020年1月13日を除く月曜日と2019年12月28日(土)~2020年1月1日(水)、1月14日(火)は休館日
会場:東京都現代美術館 企画展示室 地下2階
お問い合わせ先:03-5777-8600(ハローダイヤル)
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-annual-2019/

前田エマ(まえだ・えま)
アーティスト、モデル

 1992年生まれ。東京造形大学卒業。オーストリアウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中より、モノづくりという観点から、雑誌のディレクション、ショーやイベント、ファッションブランドのモデルをつとめる。ほかにもエッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、分野にとらわれない様々な活動が注目を集めている。Now Fashion Agency所属。

マリ・クレール スタイルのPDFマガジンをチェック!

マリ・クレール スタイルで最新情報をチェック!
マリ・クレール スタイル公式ウェブサイトでは、毎月刊行される『marie claire style』マガジンの誌面と連動し、更に詳しい内容を掲載。東京、パリ、ミラノ、ニューヨークなど世界各国からえりすぐったファッション情報をデイリーに発信しています。欲しいモノや知りたい情報が必ず見つかるはず! 読み応えたっぷりのPDF版マガジンも無料でダウンロードできます。