空気の乾燥が気になるこの季節、肌の保湿に励んでいる人も多いはず。でも、手間暇かけているそのスキンケア、間違っていませんか? 「皮膚科専門医が見た! ざんねんなスキンケア47」の著者である安部正敏先生監修の下、7回にわたって保湿に関する3択クイズを出題します。日頃のお手入れが正しいかどうか、クイズで確認してみてください。
第1回のテーマは「保湿クリームの塗り方」です。
日頃何げなく使っている保湿クリーム。実は、塗り方によって肌への浸透率が違うそうです。一番効果的な塗り方を知っていますか。
問い:保湿クリームの塗り方で、一番効果的なのはどれ?
〈1〉 下から上方向に向かって伸ばす「縦塗り」
〈2〉 顔の中心から外側に伸ばす「横塗り」
〈3〉 円を描くように伸ばす「くるくる塗り」
皮膚の表面は平坦ではありません。「皮溝」といわれる、無数の細かい溝があります。この肌のデコボコは「肌のキメ」にあたり、このキメに沿って塗ると、化粧品や軟膏の有効成分がよく浸透するのです。
皮溝は、顔に対して横方向に伸びています。小ジワも横方向に走っているので、シワに沿って保湿剤を塗ると良いでしょう。「顔に塗るときは『くるくる塗り』!」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それは残念な保湿ケアです。
答え:〈2〉顔の中心から外側に伸ばす「横塗り」
なお、顔だけでなく、手足も「横塗り」が正解。肌を傷つけないよう、擦り込むのではなく優しく伸ばすイメージで塗ってください。
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