ちゃんと浸透していないかも…保湿クリームの効果的な塗り方

スキンケアの基本 1

空気の乾燥が気になるこの季節、肌の保湿に励んでいる人も多いはず。でも、手間暇かけているそのスキンケア、間違っていませんか? 「皮膚科専門医が見た! ざんねんなスキンケア47」の著者である安部正敏先生監修の下、7回にわたって保湿に関する3択クイズを出題します。日頃のお手入れが正しいかどうか、クイズで確認してみてください。

第1回のテーマは保湿クリームの塗り方です。

日頃何げなく使っている保湿クリーム。実は、塗り方によって肌への浸透率が違うそうです。一番効果的な塗り方を知っていますか。

問い:保湿クリームの塗り方で、一番効果的なのはどれ?
 
〈1〉 下から上方向に向かって伸ばす「縦塗り」
 
〈2〉 顔の中心から外側に伸ばす「横塗り」
 
〈3〉 円を描くように伸ばす「くるくる塗り」
 

皮膚の表面は平坦へいたんではありません。「皮溝ひこう」といわれる、無数の細かい溝があります。この肌のデコボコは「肌のキメ」にあたり、このキメに沿って塗ると、化粧品や軟膏なんこうの有効成分がよく浸透するのです。

皮溝は、顔に対して横方向に伸びています。小ジワも横方向に走っているので、シワに沿って保湿剤を塗ると良いでしょう。「顔に塗るときは『くるくる塗り』!」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それは残念な保湿ケアです。

答え:〈2〉顔の中心から外側に伸ばす「横塗り」

なお、顔だけでなく、手足も「横塗り」が正解。肌を傷つけないよう、擦り込むのではなく優しく伸ばすイメージで塗ってください。

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安部正敏(あべ・まさとし)
皮膚科専門医

医療法人社団廣仁会 札幌皮膚科クリニック院長。群馬大医学部卒、同大学院医学系研究科修了。医学博士。群馬大学医学部皮膚科、米国テキサス大学サウスウエスタンメディカルセンター細胞生物学を経て現職。東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学非常勤講師。日本臨床皮膚科医会常任理事。「たった20項目で学べる」シリーズ(学研メディカル秀潤社)など、著書多数。