<東京ダイニング アウト>鉄板焼 Kurosawa 黒澤監督が愛した美食の世界

マリ・クレール スタイル

鉄板焼 Kurosawa。かつて王子製紙の重役を務めた中村氏が所有していた建物。ほとんどが当時のまま使われている

日本人として初のアカデミー名誉賞を受賞するなど世界的に有名な映画監督、黒澤明。映画ファンならずとも「クロサワ」の名前は広く知れ渡っている。また美食家であり、特に無類のお肉好きであったことでも有名な監督が、自宅でお客様をおもてなししていたのと同じ料理をいただけるのが、ここ、「鉄板焼 Kurosawa」だ。

2階のサロン。日本とアメリカの合作映画『夢』(1990年公開)、第8話「水車のある村」に登場する“水車小屋の老人”を描いた絵が壁に飾られている。この絵は、監督自身が描いたもの

築地の路地裏。古民家を改装した建物は大正ロマンの香りが漂い、情緒にあふれている。この建物は、中央区の指定文化財になっているそう。店内は、和と洋が見事に融合し、ステンドグラス越しに揺らめく街のあかりがなんとも美しく、ロマンティックな映画のようなワンシーンを演出してくれる、そんな雰囲気がある。

岩手県産江刺牛のサーロインを使用したステーキ(約250g)は、ドライエイジングでギュッと旨味が凝縮。「厚みのあるステーキを味わってほしい」と料理長の埜瀬兼仁氏

監督がこだわっていたという料理はどれも素晴らしく、厳選黒毛和牛を長時間熟成させたドライエイジングビーフや、毎日仕入れる新鮮な魚介類をシェフが目の前で調理する。食事のあとは、2階のサロンでデザートや食後酒をゆっくり楽しむことができ、海外からのゲストをおもてなししたい時に、私が必ずお連れする特別な名店だ。

(c)marie claire style/text:Emi Sugiyama (c)Yusuke Takeda

「鉄板焼 Kurosawa」
住所: 東京都中央区築地2-9-8
TEL:03-3544-9638
http://9638.net/tsukiji

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