X-MEN最新作でスーパーヒロインを演じる ソフィー・ターナー

マリ・クレール スタイル

ソフィー・ターナー(c)marie claire style/(c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

 ついにフィナーレを迎えた最強のテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』では、過酷な運命と対峙たいじするプリンセス。それに続いて、多くのファンが待ち焦がれる話題の大作『X-MEN:ダーク・フェニックス』では、主人公のスーパーヒーロー。今年で23歳を迎えた英国女優ソフィー・ターナーは間違いなく、いま世界が注目する若手スターの一人だ。

リアルで魅力的なキャラクターをきっちり演じたい

 「この映画は本当に大変だったの。ダーク・フェニックスは、ジーン・グレイのいわばダーク・サイド。つまり私はヴィランとヒーロー、対照的なふたりを演じなければいけなかったからよ。それに、二人はもとをただせば同じ女性なのだから、これまでになくチャレンジングだった」

 2000年から始まった『X-MEN』シリーズ。突然変異のミュータントであるスーパーヒーローたちが集まったチーム、X-MENの活躍と苦悩を描くシリーズは既に11本が作られ、その12本目の本作では初めて、女性が主人公になっている。強力なサイコキネシスとテレパシー能力をもつジーン・グレイが、ある事件をきっかけに暴走し、もう一つの人格ダーク・フェニックスが覚醒するのだ。

 「ジーンを演じるのは『X-MEN:アポカリプス』に続いて2度目。前回は出番も少なかったし、同世代の役者がたくさん出演していたこともあって、楽しかったという印象しかない。ところが、今回は主人公なのだから、一番驚いたのは私自身よ。監督のサイモン・キンバーグが私を信頼してくれて、こういう難しいキャラクターを演じるチャンスをくれたんだわ。彼の期待に応えるのは当然だし、もちろんシリーズファンも喜ばせたい。でも、私が絶対に裏切りたくないと思っているのは、ジーン・グレイ/ダーク・フェニックスというキャラクター自身。なぜなら、現代を表現しているようなリアルで魅力的なキャラクターだから。彼女をきっちり演じることができれば、多くの女性たちが共感してくれると思うの」

 「現代的」なのは、この二面性をもつヒロインを精神的な病を抱えるリアルな存在として描いているところ。自分をコントロールできなくなった彼女によって、X-MENという“家族”が崩壊してしまうというのだ。

ソフィー・ターナー(c)marie claire style/(c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

 「これは家族のドラマであると同時に女性のドラマでもある。女性たちが物語を牽引けんいんする、もっともパワフルな役割を演じているの。男性の言うことを聞くような女性はひとりも出てこないし、女性たちが本当に素晴らしいの。共演しているジェニファー(・ローレンス)は、「これはもう『X-MEN』じゃなく『X-WOMEN』」と言っていたけど、この意見には全面的に大賛成だわ。確かにスーパーヒーロー映画だとはいえ、女性のエンパワーメントが叫ばれているいま、とても意味のある深い映画になっているの。そんな映画のヒロインを演じられたのだから、とても誇らしいのよ」

キャリアを重ね、美少女から大人の女性へ

 幼い頃から女優を目指していたというソフィー。デビュー作であるテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』がスタートした当初はまだ15歳で、美少女という言葉がふさわしかったが、『X-MEN:ダーク・フェニックス』では美しく成長した姿を見せ、主役を務めるまでになった。着実にキャリアを重ねているのだ。

 「そう、私はとてもラッキーだと思う。でも、そういう変化はスペシャルなものではなく、自分にとってはとても自然だったの。昔と比べてどうかと、みんなによく聞かれることなんだけど、まだその変化を上手うまく言葉にできないの。いまだに自分がどんな人間なのか、自己分析中だからでしょうね。その結果が出たら、ちゃんと答えをお伝えできるんじゃないかしら」

【映画情報】

『X-MEN:ダーク・フェニックス』

  マーベルコミック原作の大ヒット作「X-MEN」シリーズの7作目で、原作コミックでも重要な作品として名高い「ダーク・フェニックス サーガ」を映画化。X-MENのリーダー、プロフェッサーXの右腕として、メンバーからの信頼も厚い優等生のジーン・グレイだったが、ある宇宙ミッションでの事故をきっかけに、抑え込まれていたもう一つの人格「ダーク・フェニックス」が解放されてしまう。

監督:サイモン・キンバーグ
出演:ソフィー・ターナー、ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルト
配給:20世紀フォックス映画
6月21日(金)より全国ロードショー

ソフィー・ターナー(Sophie Turner)
女優

  1996年、英国のノーサンプトン生まれ。幼少の頃より役者を目指していた。2011年、米国HBOのテレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』で女優デビュー、サンサ・スターク役をシーズン1から演じ、注目される。

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