街でも使える「旅先コーデ」 着心地とトレンド感を両立

宮田理江のモード日和

 「旅」はおしゃれの世界的なテーマ。追い風になっているのは、着る場面を固定しない「シーンフリー」というトレンドです。旅先での装いを、街中に持ち込んだようなアレンジは、気負って見えにくいうえ、着心地も快適。もちろん、旅行にも使えます。今回は、人気セレクトショップ「STUNNING LURE(スタニングルアー)」の春夏新作から、旅気分を演出する着こなし方を解説します。

プリーツスカート×Tシャツでビーチ風に 小物でアクセント

バッグと靴でバケーションスタイルに
スカートやトップスの色を変える「カラーブロッキング」で装いを弾ませます

 もともと細かいひだ加工が施されたプリーツスカートは、しわになりにくいから、旅先でも重宝します。

 つやを帯びたタフタ生地のプリーツスカートなら、飾り気のない白のノースリーブTシャツで合わせても上品な印象に。モノトーンの着こなしに、バナナに似た植物素材の「アバカ」で編んだバッグを二つ折りにしてクラッチ風に持ち、足元をヌーディーなサンダルにして、旅ムードをプラスします。

 プリーツをランダムに配したロングスカートは、トロピカルで民族衣装風。アクセントとしてカーディガンを斜めに腰巻きして、結び目にアンクレットを飾ることで気負わない雰囲気に。Tシャツにイエローを持ってくることでポジティブ感を強調、リゾートに出かけたくなるような着こなしに仕上げています。

パジャマ風パンツで「街中リゾート」、トップスで「きちんと感」

トップスの裾をきっちりインして、脚長効果を
長いひもの巾着バッグはバケーションスタイルのアイコンに

 ナイトウェアのパジャマを街に持ち出したようなパンツは、今春夏も人気が続いています。リラックス感を印象づけやすいから、「街中リゾート」のスタイリングにうってつけ。マルチカラーのストライプ柄は、縦縞のおかげで脚が細長く映る効果も期待できます。上半身はTシャツの上にノースリーブを重ねて、立体感を出しています。

 ゆったりとしたパジャマ風のパンツは素肌との間にスペースができて、汗ばむ時期でも快適に過ごせそう。全体をルーズに見せないために、トップスで「きちんと感」を出しましょう。共布のベルトをキュッと結んで、ウエストをきれいに見せています。

夏パンツに旅人感をプラス 決め手はレイヤード

フリンジをたっぷり配したバッグでオフの日気分
Tシャツの袖をロールアップするのも、夏らしい小技

 きれいめパンツはお仕事ルックのイメージが強いので、トップスで雰囲気を変えるスタイリングを心がけたいところ。センタープレスを利かせたハイウエストパンツをチョイス。ノースリーブTシャツの上から、キャミソール風のタンクトップを重ねて、オフっぽさを出しています。

 スカートとのレイヤードは、上から重ねるスカートの色や形で、雰囲気をコントロールできるのがいいところ。こちらはパンツの上に、つややかグリーンのスカートをオン、パンツの裾スリットとフラットサンダルの適度な肌見せでリラックス感を出しています。

 セレクトショップ「スタニングルアー」は自然体のおしゃれや、自分らしさを引き出せるアイテムを得意としています。旅ならではののどかさと、大人の品格のバランスを保った着こなしに向く春夏アイテムを探しやすいショップです。

 旅ムードのスタイルでは、ゆるすぎないさじ加減が大切です。スタイリングのコツは、リラックスムードのアイテムを1点にとどめ、残りは小物で調節するという整え方。手持ちのお仕事用ウェアも、普段使いに生かしやすくなるから、着回しバリエーションも広がりそうです。

(画像協力)
スタニングルアー

宮田理江
宮田理江(みやた・りえ)
ファッションジャーナリスト

 ファッションブランドの販売員としてキャリアを積んだ後、バイヤーやプレスも経験してジャーナリストへ。海外コレクションのリポートや次シーズンのトレンド予測、着こなしのアドバイスといった原稿執筆のほか、セミナー・講演なども手掛けている。著書に「おしゃれの近道」(学研パブリッシング)など。

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