UV対策をしながら美しい夏肌を作ろう!

世界基準のキレイの秘密、教えます

 太陽の下で美肌の象徴だった小麦色の日焼け肌は、今や女性たちの美容の都合で大敵になってしまいましたね。

 アグネス・ラム、夏目雅子……。あの美しさを忘れられないのは僕だけですか?

 ピンとこない人はグーグルしてくださいね。そんな僕は、かつてニューヨークの仕事で、憧れのアグネス・ラムちゃんを再現しちゃったのです。

 モデルはフランスの女優、レティシア・カスタさん。自慢の真っ白な肌を超小麦色にメイクしたのには、彼女もビックリだったでしょう。アメリカ中が彼女のこのポスターだらけになった時、僕はこの肌作りの取材で忙しかったのを覚えています。

 小麦肌の魅力は、なんといってもサンオイルを使ったツヤ感。サンオイルとは、ムラのない小麦肌に焼くためのオイルで、かつてすべての女性は夏になるとこれをつけて焼いたものでした。その輝きで肌のハリをピチピチに見せる。そしてダークな肌色で引き締め効果。夏の最強のルックだったのです。

 そのあとはみなさんご存じの通り、シミ・ソバカスや皮膚ガンの問題で、もともとは肌を守るためのメラニン色素が美容の敵となり、UV対策全盛、小麦肌は消えてしまったのですが、今回は、そんなイマドキ事情にあわせた“日焼けさせないで作る魅力的な夏肌”についてです。

サンオイルをつけたようなツヤを出す

 肌の露出も増える開放的なおしゃれのシーズンでは、かつての小麦肌のように光の中でいきいきと健康的に見える肌作りが全てになります。

 そこで僕の提案は、十人十色の肌色を活かしつつ、小麦肌の要領で仕上げること。例えば、日本女性に人気の白い肌でもサンオイルをつけたみたいにツヤっぽくすれば、ハリが強調されて若々しくエネルギッシュに見えてきます。

 だけど、今のUVクリームの処方では、まだまだここまでできないので工夫が必要ですし、みなさんの美容習慣にも改善の必要がありそうです。その辺をまとめてみましたので、参考にしてくださいね。

UVクリームを自分仕様に 塗る場所と頻度がポイント

注意点1 UV効果の主成分のマットな質感

 まず避けたいのは、ほとんどのUVクリームのUV成分が作り出す、コナっぽくマットな仕上がり感。今はいろんなUVクリームがあるので、ツヤがあるのが見つかればそれを使いましょう。ツヤが足りない場合やマットなクリームには、サンオイルのようなツヤの出る保湿クリーム、もしくはオイルを混ぜて仕上げます。オイルと一緒に使ってもポロポロと分離しない、相性の良さをチェックしてくださいね。

 オイルのツヤがベタついてどうしても苦手な方は、パールまたは細かいきらめき(ラメ)の入ったフェイスパウダーを薄く均一につけるのもいいでしょう。ただし、パールもコナなので、つけすぎるとかさついて粉浮きするので肌が汚く見えます。クリームの油分をほどよく足して肌になじませて調整することがポイントです。

注意点2 顔だけ美白はNG

 次に避けたいのは、肌の白さにこだわる女性にありがちな“顔だけ美白”。

 紫外線対策や美白を頑張るほどに顔は白くなりますが、“デコルテ”と“うなじ”も注意しないと焼けてしまい、顔だけが白く浮いてしまいます。顔だけ白いお化粧の白浮きは“厚化粧ルック”の象徴ですが、“顔だけ美白”は恐ろしいことに、素肌なのに白浮きになってしまい厚化粧に見えるのです。

 顔だけにUVクリームを塗っている方は、今日からはデコルテとうなじにも塗ることを忘れないでね!

注意点3 SPF値だけに頼らない

 もともとファンデーションの成分とUV効果の主成分には共通なものがあるので、厚化粧の方はUVクリームをつけなくてもOKって知ってました? ちょっとでもファンデが崩れて塗り直すような人なら、完璧なUV効果を得られます。だけど、ファンデが自然な仕上がりだとそうはいきません。ファンデが付いているかどうかわかりにくいから、取れても気がつかないで焼けちゃうんです。

 UVクリームはそれより見えないから、もっとそういうことが起こるので、たとえSPF50でも、擦れて取れることで効果が薄れ、少しずつ焼けていくのです。
そうなると、厚化粧の人は顔だけ白く保ちつつもデコルテが少しずつ焼けますから、気がつくと顔が白浮きになっちゃいますし、薄化粧の人は素肌とファンデの色に差が出てくるので、顔がくすんで見えてきます。SPF値に頼るだけでなく、数時間たったら付け足すことが大切なのです。

 夏のUV対策は、シミやソバカスのためだけになりがちですが、せっかくなら肌を美しく露出しておしゃれを楽しむための夏肌ケアだと考え、これをヒントに美しいUV対策をしてくださいね!

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