今年中に始めたい! 潤うデリケートゾーンケア

Beauty

 デリケートゾーンのケアといえば、体を洗うついでにササッと済ませる女性がほとんどではないでしょうか。でも本当は、顔と同じように特別なケアが必要なところなのです。ケアの重要性について取材をしました。

百貨店に専用コーナー

 東京・新宿の「伊勢丹新宿店」にある「ビューティアポセカリー」。ここには、オーガニック・ナチュラルの商品を中心に、コスメや健康食品、ルームフレグランスなど、世界各国のアイテムが並んでいます。

 この売り場の一角には、デリケートゾーン専用のソープ類や保湿クリームなど、7ブランド40種類ほどのアイテムが並んでいます。

デリケートゾーンのケア用品が人気

「パッケージもとてもおしゃれなんです」と桑原さん

 伊勢丹新宿店では昨年1月から、デリケートゾーンをケアするアイテムの取り扱いに力を入れ始めました。口コミやメディアなどで取り上げられたこともあり、ビューティアポセカリーの2018年度上期(4~9月)の売り上げは、前年同期比55%増を記録しました。「デリケートゾーンのケア用品を置いた棚の稼働率が他に比べてとても高いんです」とバイヤーの桑原麻友子さん。商品はインターネットでも購入できますが、「テスターで香りやテクスチャーを確認してから買いたいお客様も多いようです」
 

ケアの基本は「優しく洗って保湿」

 桑原さんに、基本的なデリケートゾーンのケア方法について教えてもらいました。泡立てた専用のソープで優しく洗った後、専用の保湿クリームやオイルを塗ります。ソープは、泡になって出てくるフォームタイプのほか、洗い流した後にしっとりするオイルタイプもあり、「好みに合わせて使い分けてください」(桑原さん)とのこと。

 ちつ内は乳酸菌などの常在菌で酸性に保たれているので、アルカリ性の普通のせっけんで洗うとpH(ペーハー)バランスが崩れやすくなります。弱酸性の洗浄力が穏やかなせっけんで優しく洗い、保湿をすることが大切だそうです。

恥ずかしいことじゃない

 デリケートゾーンのケアは、まだまだなじみが薄いのが実情です。産婦人科医の対馬ルリ子さんは「これまでデリケートゾーンのケアについて『言ってはいけない、恥ずかしいこと』という認識が強くありました」と指摘します。かゆみや乾燥などの不快感があっても、人知れず悩んでいた女性が少なくありませんでした。「しかし、最近になってようやく、『デリケートゾーンは体にとってとても大切なところなので、きちんとケアをしましょう』という風潮が広まりつつあります」と対馬さんは話します。

 膣の粘膜は常に潤っていることがベストですが、ストレスなどでホルモンバランスが乱れることで潤いがなくなり、セックスの際に痛みを感じたり、生理の時にかゆみを感じたりすることがあります。対馬さんは「優しく洗い、保湿する。適切なケアが大切です」と強調していました。

セクシュアルケアアイテムも充実

 ビューティアポセカリーでは、セックスの時に使うセクシュアルケアも注目を集めています。「デリケートゾーンの皮膚は腕の皮膚に比べて40倍もの経皮吸収率があると言われています。セクシュアル・アメニティのブランド『ビーディーエー オーガニック』の潤滑ジェリーローションは、100%天然由来で、食べられる成分でできているので、口に入っても安全なんですよ」(桑原さん)ローションなどのセクシュアルケアアイテムは男性目線のものが多い印象がありますが、おしゃれなパッケージで、持ち運びやプレゼントにぴったりな小分けされたタイプもあり、自分で買ってみたくなります。

女性も手に取りやすいセクシャルアメニティブランド「ビーディーエー」

 エチケット目的だけでなく、女性の健康を維持する上で大切なデリケートゾーンのケア。どのブランドの商品も、おしゃれなパッケージで香りもステキなので、スキンケアやヘアケアのように楽しめそうです。
(取材・写真/メディア局編集部 山口千尋)